2017.3.8

「くらしの道具」の代表格、“籠”の美しさに展覧会でふれる

日本各地を訪ねて出会った職人たちのさまざまな美しい籠が展示・販売される展覧会が、東京・南青山のCenter for COSMIC WONDERにて4月15日より開催。

 COSMIC WONDERは現代美術作家 前田征紀 主宰とし、今年活動20周年を迎える。その創作のフィールドは美術作品、服、印刷物の発行など多岐にわたる。近年は古来から伝わる手仕事に光を当てた活動を展開。2016年初夏には、制作拠点を京都・美山の重要伝統的建造物群保存地区へと移行した。

 今年で2回目の開催となる本展は、秋田から沖縄まで日本列島各地の職人たちが制作した、かたちも用途も素材も様々な籠が集まる展覧会。古より多様な生活様式のなかで用いられてきた籠のもつ素朴な美しさに触れることのできる貴重な機会となる。

 展示されるすべての籠は、購入も可能。初日と2日目には15年度日本民藝館賞を受賞した通草籠職人・中川原信一による制作の実演も行われる。