東博の未来図。文化財に迫る危機を見据えて
2023年秋、東京国立博物館で開催された「横尾忠則 寒山百得」展。この展覧会は、東博にとってはじめての現代美術作家の個展となった。同展の企画者である同館学芸企画部長である松嶋雅人は、これまでも「春夏秋冬/フォーシーズンズ 乃木坂46」(2021)や「150年後の国宝展」(2022)など、東博では異例に見える展覧会を企画してきた。なぜ松嶋はこのような企画を続けるのだろうか?
2023年秋、東京国立博物館で開催された「横尾忠則 寒山百得」展。この展覧会は、東博にとってはじめての現代美術作家の個展となった。同展の企画者である同館学芸企画部長である松嶋雅人は、これまでも「春夏秋冬/フォーシーズンズ 乃木坂46」(2021)や「150年後の国宝展」(2022)など、東博では異例に見える展覧会を企画してきた。なぜ松嶋はこのような企画を続けるのだろうか?
今週開幕・閉幕する展覧会から、とくに注目したいものをピックアップしてお届け。最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。
60年代より幅広い被写体を作品にしてきた写真家・篠山紀信が1月4日に逝去した。享年83歳。
1月1日に発生し、石川県能登地方で最大震度7を観測した「令和6年能登半島地震」。その影響が美術館や作家にも及んでいる。
『魔女の宅急便』の作者として知られる児童文学作家・角野栄子。彼女を4年間にわたって撮影し、創作活動の裏側に注目したドキュメンタリー映画『カラフルな魔女〜角野栄子の物語が生まれる暮らし〜』が、1月26日より全国ロードショーされる。
台湾で開発が進む桃園市立美術館。同館が主催する国際的なアートアワード「2025桃源国際芸術賞」の募集が、2024年4月1日に始まる。
2024年に開館あるいはリニューアルオープンを迎える美術館・ギャラリーなどのアート施設のなかから、とくに注目したいものをピックアップしてお届けする。
2024年に海外の美術館で開催される展覧会のなかから、編集部がとくに注目したいベスト10を会期順に紹介する。
1月1日に石川県能登地方で最大震度7を観測した「令和6年能登半島地震」に関する、美術館の休館情報をまとめてお届けする。最新情報は各館公式サイトを参照してほしい(最終更新:1月7日11時)。
屋外の公共空間で誰もが鑑賞できるパブリック・アート。そんなパブリック・アートが多数存在する東京で、編集部がおすすめする12の作品をピックアップ。制作年順で紹介する。
2024年も多くの芸術祭が開催予定となっている。今回はそのなかから注目の芸術祭10つを厳選。なおチケット購入や休館情報、その他最新情報については、各芸術祭のウェブサイトを参照してほしい。
金沢の国立工芸館は、1月1日に石川県能登地方で最大震度7を記録した地震を受け、1月2日を臨時休館にする。
1月1日に石川県能登地方で最大震度7を記録した地震。これを受けて、金沢21世紀美術館は1月2日を臨時休館すると発表した。
東京国立博物館は1月1日に「1089ブログ」で藤原誠館長の新年のあいさつを公開。博物館を取り巻く環境について言及されている。
2024年も数々の注目すべき大規模展覧会が予定されている。編集部がとくに注目したい展覧会を開幕日順に紹介する。
ウェブ版「美術手帖」では、2023年に開催された展覧会のなかからもっとも印象に残ったものをアンケート形式で募集(集計期間:12月11日〜25日)。約330件の結果を集計し、寄せられたコメントとともに結果を発表する(対象展覧会は今年行われたもの。昨年から会期がまたぐものも含んでいる)。
コロナが5類に移行し、インバウンドも回復を見せた2023年。美術館・博物館の今年の入場者数はどのような結果となったのか? 三大都市圏の美術館・博物館での大型展を中心に、その動向を振り返る。(※対象展覧会は2023年1月1日〜12月13日の期間に開催されたもので、2022年から会期がまたいでいるものも含む。12月25日時点で開催中のもの、回答がなかったもの、入場者数を公表していないものは含まない)
2023年のウェブ版「美術手帖」で、もっとも読まれた記事を紹介。人気の記事で今年を振り返ってみてはいかがだろうか。
2023年にウェブ版「美術手帖」プレミアムで掲載した記事のなかから、もっとも読まれた10記事を紹介。人気の記事で今年を振り返ってみてはいかがだろうか。
フランス語圏発のマンガを「バンド・デシネ」(または「BD(ベーデー)」)と呼ぶのを聞いたことがあるだろう。イギリスやアメリカでは「グラフィックノベル」と呼び、いまやこの呼称のほうがより一般的になってきたが、概して、オールカラーで描かれ、重要人物の伝記や、社会派の内容であることが多いといえる。そのうえで、プロットの創意工夫をはじめ、実験的なコマ割りや絵の描き方など、芸術的な要素がちりばめられているのが大きな魅力だ。しかし近年、国を問わず若手の作者が多く登場・活躍し、そのあり方はより自由で多彩になっている。ここでは、この冬読みたいグラフィックノベル10選を紹介。多様な進化を続けるグラフィックノベルの魅力と出会うきっかけに。