文化庁長官表彰(国際芸術部門)に山崎貴。『ゴジラ-1.0』のアカデミー視覚効果賞を受けて

7月16日、文化庁長官表彰(国際芸術部門)の被表彰者が発表され、山崎貴(映画監督、脚本家、VFX製作者)と山本理顕(建築家)が選出。それを受け、山崎貴への表彰式が本日執り行われた。

表彰式の様子。左から山崎貴(映画監督、脚本家、VFX製作者)、都倉俊一(文化庁長官)

 7月16日、芸術各分野において国際的に活躍し、とくに顕著な成果をあげた個人に対して文化庁長官が表彰を行う「文化庁長官表彰(国際芸術部門)」に、山崎貴(映画監督、脚本家、VFX製作者)と山本理顕(建築家)が選出。それを受けて、山崎貴への表彰式が本日執り行われた。

 山崎は1964年生まれ。2023年に公開された『ゴジラ-1.0』が、第47回日本アカデミー賞最優秀作品賞を、そしてアメリカの第96回アカデミー賞では邦画・アジア映画史上初となる視覚効果賞を受賞した。

 表彰を受けて山崎は、いまの気持ちや今後の展望について「このような素晴らしい賞をいただけるとは制作時には想像もしていなかった。世界を見据えたものづくりがやりやすい時代。今後は、日本のコンテンツを世界発信していくことも意識していきたい」と述べた。

 また、アカデミー視覚効果賞を受賞したことで、VFXなどにおける日本の技術力の高さについても世界から注目が集まった。今回の表彰を現場にどのように伝えるかと尋ねると、山崎は「日本チームはスペックが高い。各人が育ててきた技術が集結し、こういった賞をいただけるような集団に育ってきたことに嬉しく思う。受賞は自分個人の力だけではない」と語ってくれた。

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