第63回
アイ・ウェイウェイの自伝から沖縄美術論、北朝鮮への元「帰国者」をめぐるプロジェクト本まで。『美術手帖』23年7月号ブックリスト
新着のアート本を紹介する『美術手帖』のBOOKコーナー。2023年7月号では、アイ・ウェイウェイの自伝から沖縄美術論、北朝鮮への元「帰国者」をめぐるプロジェクト本まで、注目の8冊をお届けする。
第63回
新着のアート本を紹介する『美術手帖』のBOOKコーナー。2023年7月号では、アイ・ウェイウェイの自伝から沖縄美術論、北朝鮮への元「帰国者」をめぐるプロジェクト本まで、注目の8冊をお届けする。
第62回
雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート本を紹介。2023年7月号では、大澤慶久『高松次郎 リアリティ/アクチュアリティの美学』を取り上げる。高松の作品群を「リアリティ」「アクチュアリティ」の対概念から読解を試みる本書を、美術批評・中島水緒が書評する。
第61回
雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート本を紹介。2023年7月号では、加藤瑞穂『田中敦子と具体美術協会 金山明および吉原治良との関係から読み解く』を取り上げる。具体美術協会のメンバーのひとり・田中敦子の作品を、その周縁との関係性を読み解くことで分析を試みる本書を、キュレーター/リクルートクリエイティブセンター・檜山真有が書評する。
第29回
『美術手帖』創刊70周年を記念して始まった連載「プレイバック!美術手帖」。美術家の原田裕規が美術手帖のバックナンバーを現在の視点からセレクトし、いまのアートシーンと照らしながら論じる。今回は、1968年4月号より特集「地方の前衛」をお届けする。
第26回
雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2023年7月号の「光州」では、「第14回光州ビエンナーレ」を取り上げる。光州事件を歴史的背景とするこの地で、「soft and weak like water」をテーマにした国際展は、現在の地球や人間社会の在り方にどのような視点を提示するのか、石橋財団アーティゾン美術館学芸員の内海潤也が論じる。
第25回
雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2023年7月号の「シャルジャ」では、今年2月に開催された「第15回シャルジャ・ビエンナーレ」をリポートする。ポストインターネットやポストコロナ、ロシアによるウクライナ侵攻などの変化にさらされる不安定な現代において、ビエンナーレが何を提供できるのか。中東のシャルジャという土地ならではの事例を紹介する。
第24回
雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2023年7月号の「サンパウロ」では、サンパウロ美術館で開催された3つの先住民アート展や、モレイラ・サーレス財団による写真と映像の展覧会から、アートを武器に闘う先住民系アーティストらの姿やその取り組みを紹介する。
第3回
「デザイン史」の視点から現代における様々なトピックスを考える連載企画「『デザイン史』と歩く現代社会」。テーマごとに異なる執筆者が担当し、多様なデザインの視点から社会をとらえることを試みる。第3回は、デザイナーでリサーチャー、ライターの青山新が1920〜30年代に興ったデザイン様式「アール・デコ」について「SF映画」を切り口に考察。現代におけるデザインの事例もあわせて紹介し、テクノロジーがどのような姿で表現されてきたかについて論じる。
第3回
美術のつくり手と担い手によるネットワーク「art for all」。「アーティスト報酬ガイドライン」の制定を目指す同団体が、ガイドラインを考えるために韓国の文化政策を学ぶレクチャーを開催した。その内容をレポートしたい。
第67回
ヤンキー文化や死刑囚による絵画など、美術の「正史」から外れた表現活動を取り上げる展覧会を扱ってきたアウトサイダー・キュレーター、櫛野展正。2016年4月にギャラリー兼イベントスペース「クシノテラス」を立ち上げ、「表現の根源に迫る」人間たちを紹介する活動を続けている。彼がアウトサイドな表現者たちに取材し、その内面に迫る連載。第67回は、2016年以来、7年ぶりに訪ねた八木志基くんのいまに迫る。
第6回
アーティストは日頃どんな場で、何を考えどう制作を進めているのか。「創造の現場」を訪ね、問うてみたい。あなたはどうしてここで、そんなことをしているのですか?と。今回赴いたのは、愛知県にある安藤正子さんの創造の現場である。
第23回
雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会を紹介。2023年7月号の「ロンドン」では、オリバー・ビアの「アルビオンの波」展、マイク・ネルソンの「絶滅を告げる指標」展、ヨハンナ・ビリングの「一瞬一瞬に起きていることが示される」展を取り上げる。現代の視点から歴史を紐解くアーティストらは、得られた記録や遺物をもとにどのように自身の作品へと昇華するのか。橘匡子がリポートする。
第22回
雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2023年7月号の「ニューヨーク」は、写真専門のアートフェア「ザ・フォトグラフィー・ショー」や「NFT.NYC 2023」の事例を取り上げる。人工知能(AI)やNFTといった新たなテクノロジーと人間が紡ぎ出すコンテクストが融合することで、「表現」にどのような可能性を生み出すことができるのか、國上直子が考察する。
第10回
自然界に存在する生命の情報とシステムから想像されるイメージを、抽象絵画表現によって描き出す画家テリー・ウィンタース。「IMAGESPACE」と名付けられた東京での個展に際して、その作品に潜む、生命と情報、世界と絵画の抽象性、そしてイメージの空間性について話を聞いた。
第9回
美術館・博物館に行った際にはセットで訪れることが多いミュージアムショップ。日本全国にあるミュージアムのなかからとくに注目したいものを、ミュージアムショップのプロである株式会社メソッド代表取締役・山田遊がバイヤー目線で紹介する。第9回は、群馬・伊香保にある原美術館ARCのミュージアムショップを取り上げる。
第9回
国内外の各地に根差した工芸と歴史、生活と密接に関わる政治との関係性に着目し、主に染織技法を用いた作品を発表してきた遠藤薫。石垣島で制作した丸木舟を発表した大阪中之島美術館での個展を終えた作家に、沖縄の工芸に潜む歴史背景や、作家の考える「工芸」について話を聞いた。
第4回
古代文明や神話、寓話などから影響を受け、独自の物語を題材とした作品を制作している網代幸介。その作品展「Sally」が恵比寿・アルフレックス東京で開催されている。会期は8月10日まで。
第12回
写真家のリン・ゴールドスミスが撮影したプリンスの肖像写真を用いた、アンディ・ウォーホルの《プリンス》シリーズ16作品。 この作品に関するアンディ・ウォーホル美術財団とリン・ゴールドスミスの裁判で、ついに最高裁の判決が出た。フェア・ユースの流れを覆すかもしれないその判決結果を、ライフワークとしてArt Lawに取り組む弁護士・木村剛大が法的観点から解説する。
第60回
新着のアート本を紹介する『美術手帖』のBOOKコーナー。2023年4月号では、ネオ・ダダからデイヴィッド・ホックニー、絵画とタイトルの関係性を論ずる本まで、注目の8冊をお届けする。
第59回
雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート本を紹介。2023年4月号では、岡﨑乾二郎『絵画の素 TOPICA PICTUS』を取り上げる。作家によるエッセイの数々から、自身の絵画制作における組成を紐解いていく本書を、美術批評・中島水緒が書評する。