
日本橋髙島屋で考える、文化的象徴としての「モール」
ショッピングモールの文化的意義を考察する展覧会「モールの想像力-ショッピングモールはユートピアだ」が、髙島屋史料館 TOKYOで開幕した。会期は8月27日まで。

ショッピングモールの文化的意義を考察する展覧会「モールの想像力-ショッピングモールはユートピアだ」が、髙島屋史料館 TOKYOで開幕した。会期は8月27日まで。

世界の政治的な争いや社会的な不均衡を調査し、多様なメディウムを用いてその危機と対峙するための表現を続けるアルフレド・ジャー。歪んだイメージ文化をあらわにし、見るものに人道的な考察を促すたゆまぬ努力から、2018年にヒロシマ賞の受賞者に決定し、20年にはハッセルブラッド国際写真賞を受賞した。今夏ついに開催される広島市現代美術館での個展を前に、独占インタビューを行った(本稿では作家名を広島市現代美術館の表記に合わせ、発音に近い「アルフレド・ジャー」とする)。

演劇・映画界の現場におけるハラスメント撲滅に取り組んできた馬奈木厳太郎弁護士が、依頼人の女性にセクシャルハラスメントを行ったとして東京地裁に提訴された。

2009年以来、六本木の街を舞台に開催されているアートの饗宴「六本木アートナイト」が、今年は5月27日~28日の2日間にわたり開催される。

今週開幕/閉幕する展覧会から、とくに注目したいものをピックアップしてお届け。最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。

社会に深く影響を与えるデザインを「The Original」と定義し、トレンドに流されることのないその魅力と影響力をひも解き、見つめ直す企画展「The Original」が東京・六本木の21_21 DESIGN SIGHTでスタートした。会期は6月25日まで。

アーティストが主体となる京都府主催のアートフェア「ARTISTS' FAIR KYOTO」が6年目の開催を迎えた。新会場も加わった今回のハイライトをレポートでお届けする。一般会期は3月4日〜5日。

エイベックス・グループの主催により新しいアートフェア「MEET YOUR ART FAIR 2023『RE : FACTORY(リ ファクトリー)』」が東京・天王洲の寺田倉庫で開幕した。「アート×音楽」をコンセプトに掲げた同フェアはどのような可能性を示しているのか。レポートでお届けする。

今年7月、東京・銀座の歌舞伎座タワーの22階に「アート思考」を通してキャリア形成に寄与するナレッジやスキルを提供するプラットフォーム「マイナビアートスクエア」がオープンする。

フィンランドの国民的ブランド「マリメッコ」の伝説的デザイナー、マイヤ・イソラの人生を描く映画『マイヤ・イソラ 旅から生まれるデザイン』が3月3日より日本で初公開される。本作で監督を務めたレーナ・キルペライネンは、製作を通じて自身のパーソナルな部分にも呼応するものがあったと語る。その詳細や本作の見どころについても話を聞いた。

北欧の暮らしにおける美しいデザインの数々から、その思想を「織田コレクション」を中心に垣間見ることができる「日本橋高島屋開店90年記念『ていねいに美しく暮らす 北欧デザイン展』」が東京・日本橋でスタートした。「織田コレクション」を所有する北海道東川町のデザインミュージアム設立の動きにも注目だ。

天王洲のWHAT CAFEで37名の若手アーティストを紹介する「WHAT CAFE EXHIBITION vol.25」が開催される。

第55回
雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本から注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2023年1月号では、卯城竜太『活動芸術論』を取り上げる。Chim↑Pom from Smappa! Groupの「コレクティブ」としての活動を振り返りながら、国内外の前衛芸術運動を紹介し、ローカルとグローバルを行き来する卯城の視点を網羅した本書。美術批評家・中島水緒が書評する。

文化庁が令和4年度(第73回)の芸術選奨受賞者を発表。美術部門では文部科学大臣賞に栗林隆と沢村澄子、文部科学大臣新人賞には中﨑透が選ばれた。

公益財団法人東京都歴史文化財団は、 18歳以下の若年層が気軽に文化に親しむ機会を創出する取り組みとして、 都立美術館・博物館で「Welcome Youth(ウェルカムユース) -2023 春-」事業を実施する。期間は3月18日~4月2日。

東京都人権プラザの主催事業として開催されたアーティスト・飯山由貴の企画展「あなたの本当の家を探しにいく」。この展示の附帯事業として上映とトークが予定されていた映像作品《In-Mates》(2021)に対し、東京都人権部が作品上映を禁止する判断を下した。3月1日、この「検閲」についての署名と意見書が人権部に提出された。

ルーヴル美術館の膨大なコレクションから「愛」をテーマにした73点の絵画を紹介する「ルーヴル美術館展 愛を描く」が国立新美術館で始まった。本展の見どころをレポートする。

第7回
文化研究者であり、『現代美術史──欧米、日本、トランスナショナル』や『ポスト人新世の芸術』などの著書で知られる山本浩貴が、現代アートの「なぜ」を10ヶ月かけてわかりやすく解説する連載。第7回は、現代アートの歴史の「語り」の複数性を紐解く。

山梨県立美術館で、新たな企画シリーズとなる「LABONCHI(ラボンチ)」の第1弾となるたかくらかずきの個展「メカリアル」が始まった。リアルとバーチャルの両面で展開する本展の様子をお届けする。

第11回
2022年2月末から海外研修先として、黒海とカスピ海のあいだにある小国・ジョージアに滞在している画家の庄司朝美。渡航直前の2月24日、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が開始された。隣国ともいえるウクライナの情勢を身近に感じながら、独自の文化を育んできたジョージアの首都トビリシからお届けする連載。写真や絵や野焼きの話。