第3章 開花する洋館の明治―日本人建築家の挑戦
第3章では、外国人建築家に学んだ日本人建築家たちの挑戦が主題となる。
1879年、ジョサイア・コンドルが育成した工部大学校造家学科の卒業生から、日本人最初の建築家たちが誕生した。辰野金吾、片山東熊、曾禰達蔵、佐立七次郎らは、西洋建築を学びながら、やがて日本の近代建築を自らの手で担っていく。


また辰野金吾による日本銀行や東京駅中央停車場、片山東熊の帝国奈良博物館(現・奈良国立博物館)など、現存する建築と失われた建築の双方を資料によって紹介。外国人建築家から学ぶ時代を経て、日本人建築家が国家的プロジェクトを担う存在へと成長していく過程が浮かび上がる。
なかでも辰野による中央停車場建物展覧図は一際巨大であり、その幅は3メートル以上。乗車口と降車口の違いが人間の克明な描写によって表現されている点にも注目したい。





















