ROUND2「テクノロジーとアイデアの進化」は、「テクノロジー」「アート」「アイデア」を融合させながら発展してきたゲーム業界、そしてカプコンならではの創造の軌跡を体験型展示を通してたどっていく、本展の軸となるエリアだ。

例えば、初代「ロックマン」は、任天堂のファミリーコンピュータ向けタイトルとして誕生したが、当時のハード性能には、使用できる色数やドット(マス)数に厳しい制約があった。その限られた条件のなかで、いかに操作に連動した動きや、強い印象を残すキャラクターを生み出すかが大きなテーマであったと牧野は語る。会場では、そうした試行錯誤のプロセスを解説で学びながら、「カプコンピクセルラボ」と名付けられたタブレット端末を使い、マスを一つひとつ塗り重ねることで、ゲームキャラクター制作の感覚を実際に味わえる。


さらに、来場者の表情の変化がそのままキャラクターに反映される「フェイシャルトラッキングミラー」をはじめ、BGMや効果音がどのように生み出されるのかを体感できる展示も用意されており、ゲームづくりの裏側によりいっそう近づくことができる。




















