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「大カプコン展 ―世界を魅了するゲームクリエイション」(CREATIVE MUSEUM TOKYO)開幕レポート。創業40年の歴史とゲーム制作の裏側にせまる【3/5ページ】

 ROUND2「テクノロジーとアイデアの進化」は、「テクノロジー」「アート」「アイデア」を融合させながら発展してきたゲーム業界、そしてカプコンならではの創造の軌跡を体験型展示を通してたどっていく、本展の軸となるエリアだ。

ROUND2「テクノロジーとアイデアの進化」展示風景より、「ドット絵時代の創意工夫」

 例えば、初代「ロックマン」は、任天堂のファミリーコンピュータ向けタイトルとして誕生したが、当時のハード性能には、使用できる色数やドット(マス)数に厳しい制約があった。その限られた条件のなかで、いかに操作に連動した動きや、強い印象を残すキャラクターを生み出すかが大きなテーマであったと牧野は語る。会場では、そうした試行錯誤のプロセスを解説で学びながら、「カプコンピクセルラボ」と名付けられたタブレット端末を使い、マスを一つひとつ塗り重ねることで、ゲームキャラクター制作の感覚を実際に味わえる。

ROUND2「テクノロジーとアイデアの進化」展示風景より、「ドット絵時代の創意工夫」(一部)
ROUND2「テクノロジーとアイデアの進化」展示風景より、「カプコンピクセルラボ」 ⓒCAPCOM

 さらに、来場者の表情の変化がそのままキャラクターに反映される「フェイシャルトラッキングミラー」をはじめ、BGMや効果音がどのように生み出されるのかを体感できる展示も用意されており、ゲームづくりの裏側によりいっそう近づくことができる。

ROUND2「テクノロジーとアイデアの進化」展示風景より、「フェイシャルトラッキングミラー」 ⓒCAPCOM

編集部

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2025.12.12 - 2026.01.24
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馬喰町 - 清澄白河|東京