会場入り口を入ってすぐの空間には、今回の参加作家の作品がひとつずつプロフィールとともに紹介されている。広がる展覧会の導入として、個性の異なる作品それぞれに対峙しながら、各作家について知ることができるような構成だ。

また、会場には「別冊アンチ・アクション」とタイトルがついたZINEが置かれており、全14篇からなるこれらは会場内に点在している。本展をより楽しむためには、その時代背景などを知ることが大きな鍵となるが、このZINEはその理解を助けるものとなるだろう。テキストは図録にも収録されておらず、会場でのみ入手可能なため忘れずに持ち帰ってほしい。さらに壁面には「アンチ・アクション」を紐解くための年表も掲示されているため、そちらもあわせて確認したい。





















