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「新収蔵作品展」「コレクション+ 女性アーティスト、それぞれの世界」(アーツ前橋)会場レポート。収蔵品のポテンシャルを再考する

アーツ前橋で所蔵作品を紹介する2つの展覧会「新収蔵作品展」と「コレクション+女性アーティスト、それぞれの世界」が8月26日まで開催中。会場の様子をレポートする。

文=白坂由里

アーツ前橋「新収蔵作品展」展示風景 撮影=木暮伸也

 群馬・前橋のアーツ前橋の所蔵作品を紹介する2つの展覧会「新収蔵作品展」と「コレクション+女性アーティスト、それぞれの世界」が8月26日まで開催されている。両展覧会ともアーツ前橋館長・出原均と学芸員・辻瑞生が担当。32名の作家、84点で構成されている。

 1階で開催されている「新収蔵作品展」は、2022(令和4)〜2024(令和6)年度の3年間に収蔵した購入・寄贈作品を初公開するもの。前回の「新収蔵作品展2021―2019・2020年度収蔵作品より」の後、コロナ禍以降初の開催となる。

 また、地下1階の「コレクション+ 女性アーティスト、それぞれの世界」では、新収蔵作品を含め、女性アーティストに焦点を当てる。同館は2013年に開館してから収蔵した作家80人のうち35人が女性だという。「第1章 物語」「第2章 女性が描く女性」「第3章 風景から環境」「第4章 ケア」「第5章 ものへのまなざし」の5章と、「+」枠として注目すべき女性作家、白井ゆみ枝、津野青嵐(つの・せいらん)を招聘した「コレクションを超えて」で構成。ひとつの企画展を見るように作品の連環を感じながら楽しめる。

編集部