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「チームラボ バイオヴォルテックス 京都」が10月に開館。展示作品の一部が先行公開【4/4ページ】

 京都とのつながりが強く感じられる、杜若をモチーフとした作品は、まだタイトルがつけられていない。遠近法ではない平面的な3Dモデルでつくられた巨大な杜若は、咲き誇るとともに枯れていき、その儚さの美までを表現する。

展示風景より

 チームラボはこれまで京都の寺社空間や古典の演技空間などを、作品づくりのヒントにしてきたという。こうした観点からも、本作は施設におけるアイコニックな存在といえるだろう。

 《鳥道》は数十万匹の鳥の群れを表現した作品。まだ解明されきっていない、鳥の群れの形成の秩序に着想し、天井の半球型のスクリーンで鳥たちが飛び回る。床に座って夜空を見上げるように作品を見れば、映像が黒いタイルにも映りこみ、上下がわからなくなるような感覚を得ることができる。

展示風景より、《鳥道》

 ほかにも新作や日本未発表作品をはじめ、本施設には数多くの作品がインストールされる予定となっている。