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「つくるよろこび 生きるためのDIY」(東京都美術館)開幕レポート。つくる、その目的の先にあるもの【7/7ページ】

 第4章「DIYステーション──自分でやってみよう!」は、地下3階のギャラリーB全体を使って展開されている。伊藤聡宏設計考作所とスタジオメガネ建築設計事務所によるこの章は、来場者が本展のテーマについて考えるためのプラットフォームとして構想されたものだ。

展示風景より、「DIYステーション──自分でやってみよう!」

 出品作家の制作手法やアプローチを体験できるコーナーや、DIYや作家に関する資料展示があり、会期中は展覧会ファシリテーターが毎日来場者へのサポートを行う。ぜひ、会場で作品を見たあとはここで自身のDIYがどのようなものかを体験しながら考えてほしい。

展示風景より、「DIYステーション──自分でやってみよう!」

 DIYという誰もが挑戦できると同時に、何かをつくることの根幹につながっている思考をテーマとした本展。夏休みの工作に挑戦するように、アーティストたちの「つくる」ことに触れながら、小さいことから大きなことまで、来場者一人ひとりがつくれることを探してみてはいかがだろうか。

編集部