東京・南青山のGARDE Galleryで、アーティスト・渡邊一翔による個展「Atomic Love - Transience of Life - 」が開催される。会期は8月18日〜30日。
渡邊は1988年京都生まれ。アーティストとして、表現の支持体として3Dペンを活用し、脆く壊れやすい儚さと不変の耐久性をあわせ持つ造形表現を追求している。金沢美術工芸大学美術工芸学部美術科彫刻専攻卒業。東京藝術大学大学院修士課程美術研究科芸術学専攻美術教育修了。
本展は、NPO法人青山デザインフォーラムのアート展「ADF Art Gallery Project」の一環として実施されるものだ。28回目となる今回は渡邊を取り上げ、日々の暮らしやそこにある幸福に目を向ける作品群を紹介。それらを通じ、今日の日本において戦争のリアリティーについて考えることで、平凡のかけがえのなさを再認識する機会を生み出すという。
渡邊にとっての戦争のリアルとは「かけがえのない、平凡な幸せの日常が一瞬で消え去ること」。戦後に生まれた世代が感じている等身大のリアルが、作品には込められている。
なお、会期中の8月19日にはアーティストトークも実施予定。こちらもあわせてチェックしてほしい。