国立ハンセン病資料館で「その壁の向こう側─写真が語るハンセン病問題の真実─」が開催へ

国立ハンセン病資料館で、プレ展示「その壁の向こう側─写真が語るハンセン病問題の真実─」が開催される。会期は2月8日〜3月9日。

 東京・東村山の国立ハンセン病資料館で、プレ展示「その壁の向こう側─写真が語るハンセン病問題の真実─」が開催される。会期は2月8日〜3月9日。

 同展では、かつて「壁の向こう側」であったハンセン病療養所と入所者の貴重な写真を撮影した趙根在(チョウ・グンジェ)の作品に、キャッチコピーとシンプルな説明を組みあわせた館外展示セットを作成し展示。往来する人々を写真とキャッチコピーで惹きつけ、ハンセン病問題への関心を持ってもらうことを目的とした企画となっている。

 ハンセン病問題は国による憲法違反の隔離政策を原因として、深刻な人権侵害と偏見差別が引き起こされた現在も未解決の人権問題。この展示を通じて、今日の課題としても残り続ける「人権とは何か」という問題を改めて考える機会となるだろう。

 なお、本展示については2025年度に順次館外で開催予定となっている。

編集部

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