また本フェアには、近代美術、古美術、現代美術それぞれを扱う主要ギャラリーが参加しており、ジャンルを横断して作品を比較・検討できる機会となっている点も特徴のひとつだ。
例えばMISAKO & ROSENは、2階の和室にてマヤ・ヒュイットやトレバー・シミズによる絵画作品を展示している。共同創設者のジェフリー・ローゼンは、同フェアについて「自分たちのリビングルームにいるような感覚」と述べ、「展覧会の文脈のなかで、人々がリラックスして作品と向き合える点」を評価する。
同ギャラリーは3回連続で出展し、いずれの回でも作品の販売実績を上げている。共同創設者のローゼン美沙子は、「1点か2点売れたら嬉しい」と語り、過度な販売プレッシャーを伴わないフェアのあり方に賛同を示した。


今回初出展となる京都のFINCH ARTSは、東京のEUKARYOTEと共同出展し、福岡道雄、増田佳江、今村遼佑に加え、菅原玄奨、畑山太志の作品を紹介している。FINCH ARTS代表の櫻岡聡は、ホワイトキューブでの展示と販売について「見る側も出す側も疲れが出てきている」としたうえで、「展覧会として成立する構成で見せるほうが、作家にとってもギャラリーにとってもプラスになる」と語る。規模の小さなギャラリーにとって、来場者との距離が近い親密なフェアである点も重要だという。





















