主催者は日本のアートマーケットにおいて本フェアをどのように位置づけているのだろうか。主催の川上尚志(ユニバーサルアドネットワーク代表)は、日本のマーケットを「極端な値崩れが起こりにくい、非常に安定した市場」と評価したうえで「投資や投機の対象としてではなく、好きだから買うという動機を丁寧に育てていかなければ、市場の持続的な成長は望めない」とも指摘した。「急激な拡大を目指すのではなく、堅実な日本のアートマーケットを育てていくこと」と語る川上。確かにkudan houseの落ち着いた佇まいや、和の要素を含んだ空間は、こうした価値観を体感する場として機能しているといえるだろう。

邸宅という空間が生み出す親密な雰囲気のなかで、「コレクションする喜び」を体感するCURATION⇄FAIR Tokyo。本フェアの形式は、日本のアートマーケットにおける実践例として、今後の展開に期待が集まっている。




















