バスキアの《In This Case》が約101億円で落札。バスキア史上過去2番目の高額
ジャン=ミシェル・バスキアの絵画《In This Case》(1983)がクリスティーズ・ニューヨークの21世紀美術イブニングセールで9310万ドル(約101億円)で落札。バスキアのオークションにおける過去最高額の2番目を記録した。
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ジャン=ミシェル・バスキアの絵画《In This Case》(1983)が、クリスティーズ・ニューヨークの21世紀美術イブニングセールで9310万ドル(約101億円)で落札された。
同作は、バスキアが1983年に制作した、「髑髏」をモチーフにした絵画3点のうちのひとつ。ほかの2点は、それぞれロサンゼルスの私設美術館「ザ・ブロード」と、ZOZOの創設者・前澤友作に収蔵されている。後者は2017年に1億1000万ドル(約123億円)以上で落札され、バスキアおよびアメリカ人アーティストのオークションでの過去最高額を記録した。
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今回の作品は、前澤が落札した作品に次いでバスキアのオークションにおける過去最高額の2番目を記録。クリスティーズのシニア・スペシャリスト兼21世紀美術担当のアナ・マリア・セリスはオークションの開催前に同作について、「このシリーズの最後の表現であるこの作品は、3つのペインティングのなかでもっとも生々しく、直感的で、感情を揺さぶるものだ」とコメントしていた。