豪州最大級の新美術館。「パワーハウス・パラマタ」が11月、シドニーに開館へ

オーストラリア・シドニー西部に建設中の「Powerhouse Parramatta(パワーハウス・パラマタ)」が、11月7日に開館する。総工費9億1500万豪ドル(約1044億円)、延床面積約3万平米の大型文化施設で、開館展にはジェームズ・タレルの巨大な没入型作品を含む5つの展覧会が予定されている。

シドニーに建設中の「パワーハウス・パラマタ」の外観(2026年5月) Image by Rory Gardiner

 オーストラリア・シドニー西部のパラマタに建設中の新たな文化施設「Powerhouse Parramatta(パワーハウス・パラマタ)」が、11月7日に開館することが発表された。

 パラマタ川沿いに位置する同館は、170以上の国・地域にルーツを持つ人々が暮らす西シドニーで初となる州立文化施設。総工費は9億1500万豪ドル(約1044億円)、延床面積は約3万平米。シドニー・オペラハウス以来、オーストラリアにおける文化施設への公共投資として最大規模となる。

パワーハウス・パラマタ Image courtesy of Powerhouse Studio

 パワーハウスは、1879年設立の応用芸術科学博物館(Museum of Applied Arts and Science)を起源とし、現在はシドニー各地に4拠点を展開するオーストラリア最大のミュージアムグループ。50万点以上におよぶコレクションを擁し、アート、デザイン、科学、テクノロジーを横断してきた。パワーハウス・パラマタの開館は、現存施設の改修や拡張などを含む総額13億豪ドル規模の再整備計画の中核に位置づけられている。

 パワーハウス・パラマタの設計は、パリを拠点とするフランスと日本の建築家ユニット、モロー・クスノキがリードデザイナーを務め、オーストラリアのGentonとArupが参画した。開館時にはパワーハウスのコレクションから約1600点を含む3000点以上の作品・資料を紹介する。さらに14ヶ国にまたがる45点以上の新作コミッションも展開され、そのうち7点はオーストラリアの先住民族(ファースト・ネーションズ)の文化的実践を支援する「Community Commissions」となる。

パリを拠点とするフランスと日本の建築家ユニット、モロー・クスノキがリードデザイナーを務める Image by Rory Gardiner
延床面積は約3万平米。シドニー・オペラハウス以来、オーストラリアにおける文化施設への公共投資として最大規模となる Image by Rory Gardiner

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