彫刻家・戸谷成雄が78歳で逝去

彫刻家の戸谷成雄氏が4月15日、肺炎のため逝去した。78歳だった。

戸谷成雄。2019年、埼玉・秩父のアトリエにて 撮影=手塚なつめ

 彫刻家・戸谷成雄氏が逝去した。4月15日、都内の病院で肺炎のために亡くなった。

 戸谷氏は1947年長野県小川村生まれ。愛知県立芸術大学大学院彫刻専攻修了。ポスト・ミニマリズムやもの派といった潮流の中で解体された彫刻の再構築を試みて、1970年代より一貫して人間の存在認識に通じる彫刻の原理とその構造を追求し、作品制作による実践によってその本質と可能性を提示し続けてきた。2004年芸術推奨文化科学大臣賞、2009年紫綬褒章受章、2025年旭日小綬章受章。武蔵野美術大学彫刻科名誉教授。

 近年の主な展覧会に「戸谷成雄 彫刻」(長野県立美術館、2022-23/埼玉県立近代美術館、2023)、「視線体:散から連 連から積」シュウゴアーツ(東京、2022)、「⼾⾕成雄 森―湖:再⽣と記憶」(市原湖畔美術館、千葉、2021)、「視線体」(シュウゴアーツ、東京、2019)、「戸谷成雄─現れる彫刻」(武蔵野美術大学 美術館・図書館、東京、2017)、「洞穴の記憶」(ヴァンジ彫刻庭園美術館、静岡、2011-12)など。主な出版物に『戸谷成雄 彫刻と言葉 1974-2013』(ヴァンジ彫刻庭園美術館、2014)、『戸谷成雄─現れる彫刻』(武蔵野美術大学 美術館・図書館、2017)など。

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