建築設計は隈研吾。「現代の町家」を再解釈するラグジュアリーホテル、「カペラ京都」が春に開業【2/2ページ】

 館内は全89室で構成され、スイートルームも含まれる。客室や共用部では、木、和紙、漆といった日本の伝統素材が随所に用いられ、装飾性よりも素材そのものの質感が際立つ設えが志向されている

客室 カペラスイート

 飲食施設としては、シグネチャーレストランのほか、和食レストランやフレンチ・ブラッスリーを併設予定。32席のシグネチャーレストランは、12席のカウンターと20席のラウンジバーを備え、町家の「お茶屋」の趣を現代的に再構築。和食レストランでは、かつて小学校で使用されていた木材や照明をそのまま活かし、京都の素朴で緻密な職人技を継承する。

シグネチャーレストラン

 観光拠点としての利便性のみならず、地域の歴史や都市の記憶をいかに建築として引き継ぐか。カペラ京都統括総支配人 ジョン ブランコは、「カペラ京都では、すべてのデザインが『時間を緩やかにし、感性を研ぎ澄ませ、文化に浸るための舞台』となるよう意図しています。建築とインテリアは体験を包み込むだけでなく、京都の豊かな歴史と、カペラならではのパーソナルなホスピタリティを結びつける“発見の旅”を紡ぎます」と自信を覗かせる。