秋田市のNPO法人アーツセンターあきたは、蒐集家・油谷満夫が集めた民具コレクションを分類整理したうえで、多様な分野の専門家による価値検証をおこなうアートプロジェクト「1/1000油谷コレクション」を、2024年7月より実施している。
秋田市在住の油谷滿夫(1934〜)は、古い生活用品などを集め、60年以上かけて50万点にもおよぶコレクションを形成してきた。今年7月、油谷の持つコレクションの一部を整理する「分類整理作業」を秋田市文化創造館スタジオAで実施。その際に撮影された800点あまりの民具の記録写真を収録した記録集『油谷帖』が、10月1日に限定販売される。
本記録集はコレクションされた民具などの埃を取り、磨きながら展示した物たちの写真を掲載。さらに7月6日に開催された服部浩之、藤浩志、國政サトシ、三富章恵によるトークイベント「残されたモノの価値を問う#1」の内容も収録されている。
販売は秋田市文化創造館1階のショップ「HAJIMARU」で、10月2日より行われる。