2024年秋、岡山に新たな国際芸術祭が誕生。アートディレクターは長谷川祐子

2024年秋、岡山県北部を中心とする地域において国際芸術祭「森の芸術祭 晴れの国・岡山」の開催が決定した。アートディレクターは金沢21世紀美術館館長の長谷川祐子。

国際芸術祭「森の芸術祭 晴れの国・岡山」アートディレクターに就任した長谷川祐子

 2024年秋、岡山県北部を中心とする地域において、新たな国際芸術祭「森の芸術祭 晴れの国・岡山」の開催が決定した。かつて城下町、宿場町として栄えたこの地域に現存する伝統建築や自然から、エコロジー思考の新たな可能性を探るという。アートディレクターは金沢21世紀美術館館長・長谷川祐子。

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  本芸術祭における「森」とは、人間が生きるうえで大切な要素を満たしている岡山県北部の、自然の恵みや文化、人々が集まる場所としての多様性と豊かさを示している。それらを未来に向けて活性化させるため、本芸術祭ではアートを通じて、鑑賞者に「本当に必要な資本とは何か?」を問いかけるとともに、地域をひとつのエコロジーと見立てて、芸術のエネルギーにより人々の心や感性をリフレッシュさせる「場」をつくり上げるという。

 なお、本芸術祭のキックオフ事業「アーティスト・イン・レジデンス」では、AKI INOMATA、GIACOMO ZAGANELLI(ジャコモ・ザガネッリ)の2名のアーティストを招聘。本事業は、2022年11月から約1ヵ月の間、県北部の地域に滞在し、作品制作や地域との交流、芸術祭本番に向けたリサーチ活動などを実施するというものだ。期間中にはアーティストトークの実施も予定されている。

 芸術祭に関する詳細は2023年に発表となるため、続報を待ちたい。

編集部

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