コロナ禍でもプラットフォームを維持し続けるべく、今年は東京都現代美術館の建物をインスピレーション源としたバーチャル空間で11月16日~23日に開催される「TOKYO ART BOOK FAIR(TABF)」。
TABFはこれまで出展料や協賛金からなる収入によって運営を続けてきたが、新型コロナの影響を受けて資金が減少。不足する約500万円を補填するためのクラウドファンディングプロジェクトとして、今回ウェブショップ「VABF KIOSK」がオープンした。
ショップでは、今年のゲストカントリーであるオランダや、TABFと縁のあるアーティスト・デザイナーによるZINEやグッズをリターンアイテムとして販売。デザイナーとアーティストがタッグを組む実験的なZINEシリーズでは、祖父江慎×川島小鳥、田中義久×横田大輔、田部井美奈×anncoによるものを用意している。
グッズには「Tokyo or not Tokyo」というプリントを施したExperimantal Jetsetや、Noritakeによるトートバッグ、ラファエル・ローゼンダールのTシャツなどがラインナップ。アイテムは12月に発送となる。
2009年の立ち上げ以来、毎年国内外から独創的なアートブックを制作する出版社、ギャラリー、アーティストが集まる場として機能してきたTABF。DIY精神とユーモアを忘れずに新たな可能性を探る今年の「VIRTUAL ART BOOK FAIR」も、ぜひチェックしてほしい。