寺田倉庫、コレクターズミュージアムを天王洲にオープン。保管美術品を公開

美術品保管を主軸に、幅広い分野でアート関連事業を展開している寺田倉庫が、芸術文化発信事業の一環として現代美術のコレクターズミュージアムを天王洲にオープンすることを発表した。

寺田倉庫本社

 美術品保管を主軸に、美術品修復、輸配送、展示や、アート施設の運営、若手アーティストの支援など、幅広い分野でアート関連事業を展開している寺田倉庫。その寺田倉庫が、芸術文化発信事業の一環として現代美術のコレクターズミュージアムを天王洲にオープンすることを発表した。

 2016年に同エリアにオープンした「建築倉庫ミュージアム」をはじめ、同社は近年、ミュージアムや画材ラボ、アート作品の修復工房、ギャラリーコンプレックスの運営を通じ、天王洲をアートの一大拠点にするための街づくりに取り組んでいる。

 年内にオープン予定のコレクターズミュージアムは、同社がコレクターから預かって保管する美術品を公開し、その価値と魅力を広く開花させることを目的とした芸術文化発信施設。アート展示のほか、ミュージアムショップや、食事を楽しみながら若手アーティストの作品を鑑賞し購入できるアートギャラリーカフェを併設する予定だ。

 また、今回の施設および事業計画は、文化庁と観光庁を主体とした「文化観光推進法」に基づいた文化観光拠点施設として認定されたもの。コレクターズミュージアムがどのような存在感を示せるか、オープンを待ちたい。

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