「ニュータウン」とはなにか?
当事者たちによる企画展が
多摩ニュータウンで開催

「ニュータウン」をテーマに15組のアーティストが参加する企画展「ニュー・フラット・フィールド」が開催。11月11日、12日の開催期間中、複数の企画展示やトークイベントが行われる。

「ニュー・フラット・フィールド」展 メインビジュアル

 1950年代以降、都市部の住宅問題を解消するため、鉄道駅周辺や郊外に次々と造成された「ニュータウン」。その代表例でもある「多摩ニュータウン」内の旧三本松小学校の校舎を舞台に、企画展「ニュー・フラット・フィールド」が開催される。

 本展は、一概に語ることが難しいニュータウンにおける多様な生に寄り添うために、ニュータウン「について」語るのではなく、当事者の立場でニュータウン「から」語ることを目指して企画されたもの。

 展覧会ディレクションは、自らもニュータウンで生まれ育ったという石井友人、中島晴矢、原田裕規の3名が担当。そのほか、多摩ニュータウンの造成現場を撮影し、写真集『LANDSCAPES』(1987)として発表した小林のりお、人間の生きる場所と風景の問題に取り組む映像作家の佐々木友輔、空想地図を長年にわたってつくり続けている今和泉隆行(地理人)など、ニュータウンに様々なかかわりをもつ計15組のアーティストが参加する。 

 なお本展は、CINRAが運営するカルチャーフェスティバル「NEW TOWN」の一環として開催。期間中には同会場内にて、音楽や映画、演劇など様々なジャンルのプログラムが多数予定されている。

編集部

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