ミヤギフトシが個展で新作映像を発表。激動の20世紀を生きた女性たちの物語を紡ぐ
アーティストのミヤギフトシが、ギャラリー小柳(銀座)で個展を開催中。2012年から継続するプロジェクト「American Boyfriend」の新作の映像作品などを展示する。会期は7月7日〜8月30日。
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ミヤギフトシは1981年沖縄県生まれ。故郷沖縄や留学先のニューヨーク、そして現在拠点とする東京での経験や記憶をもとに、国籍や人種、アイデンティティなどを主題とした作品を制作している。また、今年4月には『文藝』(河出書房新社)2017年夏季号で初の小説『アメリカの風景』を発表した。
本展では、ミヤギが2012年から継続して取り組むプロジェクト「American Boyfriend」の新作を発表する。「American Boyfriend」は、沖縄の政治的・社会的問題と、セクシュアル・マイノリティとしてのアイデンティティを軸に、ブログ上に掲載されるテキストや、写真、映像、インスタレーション、印刷物など多様な形態で展開されてきた。
今回の新作は、20世紀初頭から第二次世界大戦を生きた5人の女性たちの物語を紡ぐ約40分の映像作品《How Many Nights》を中心に、それぞれの登場人物に関連する写真作品や、物語を象徴するオブジェのインスタレーション作品で構成される。
![](https://bt.imgix.net/magazine/5742/content/17_How-Many-Nights_Still_piano-900x506.jpg?auto=format&fm=jpg&w=1920&h=1080&fit=max&v=0)