もうすぐ閉幕
「大英博物館日本美術コレクション 百花繚乱〜海を越えた江戸絵画」(東京都美術館)
東京・上野の東京都美術館で、同館の開館100周年を記念した展覧会「大英博物館日本美術コレクション 百花繚乱〜海を越えた江戸絵画」が開催されている。会期は 10月18日まで。

本展は、大英博物館の日本コレクションから、初里帰りとなる喜多川歌麿の肉筆画《文読む遊女》、円山応挙《虎の子渡し図屏風》、葛飾北斎《『万物絵本大全』版下絵》などを紹介するもの。江戸時代の屏風、掛軸、絵巻の絵画作品と、歌麿、写楽、北斎、広重など、代表的な8人の浮世絵師による版画を中心に展示する。
また、特別展示として、大英博物館所蔵の《秋冬花鳥図襖》、青森・宮越家所蔵の《春景花鳥図襖》《名所風俗図襖(三保松原・清見寺)》、シアトル美術館所蔵の《琴棋書画仙人図襖》を紹介。これらの襖絵群は、2024年に一連の作品であることが発表されたもので、別々の所蔵者に分かれてから、本展でおよそ150年ぶりに展示される貴重なものだ。
会期:2026年7月25日~10月18日
会場:東京都美術館
住所:東京都台東区上野公園8-36
開館時間:9:30~17:30(金~20:00) ※入室は閉室30分前まで
料金:一般 2300円 / 大学・専門学校生 1300円 / 65歳以上 1600円 / 18歳以下・高校生以下 無料
TOKYOスマート・カルチャー・プロジェクト 奈良女子大学 長谷研究室「複製される感性-森山大道」(東京都写真美術館)
東京・恵比寿の東京都写真美術館の展示室とオンラインの双方で作品を公開するハイブリッド形式の展覧会「複製される感性-森山大道」が開催されている。会期は10月18日まで。

本展は、同館が収蔵する森山大道の作品を、奈良女子大学工学部の学生が独自の視点で選定し、再構成する展覧会だ。東京都と公益財団法人東京都歴史文化財団が推進する「TOKYOスマート・カルチャー・プロジェクト」の一環として企画されている。本展では、東京都写真美術館の地下1階展示室における実物の作品展示と、東京都立博物館・美術館収蔵品検索システム「Tokyo Museum Collection(ToMuCo)」を通じたオンライン展示を同時に実施する。
展示されるのは、「複製される感性」というテーマのもとに選定された森山大道の写真作品だ。本展の最大の特徴は、工学と造形芸術の融合を探求する奈良女子大学工学部(長谷研究室)の学生たちが、実践的なキュレーションに参加している点にある。教育・研究活動と美術館が連携する「学びながら創る展示」として機能することを試みる機会となっている。
会期:2026年9月5日~10月18日
会場:東京都写真美術館
住所:東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
開館時間:10:00~18:00(木金〜20:00) ※入館は閉館30分前まで
料金:無料
「HUMAN AND NATURE」(東京ミッドタウン日比谷6階ホール)
東京・日比谷の東京ミッドタウン日比谷6階ホールで、平子雄一の個展「HUMAN AND NATURE」が開催されている。会期は10月18日まで。レポートはこちら。

平子は1982年岡山県生まれ。植物や自然と人間の共存、その関係性のなかで浮上する曖昧さや疑問をテーマに作品を制作。観葉植物や街路樹など人によってコントロールされた植物を「自然」と定義することへの違和感をきっかけに、現代社会における自然と人間との境界線を追求している。ペインティングを中心に、ドローイングや彫刻、インスタレーションなど多岐にわたる手法で作品を発表する。
本展は、同会場のオープンを記念するこけら落とし第一弾として開催。人と植物、あるいは都市と自然との関係性に着目する。会場では、空間全体を使ったインスタレーションを展開。初公開となる最大約3.5メートルに及ぶモビール群をはじめ、新作の絵画や立体作品など約300点が展示されている。
会期:2026年9月5日~10月18日
会場:東京ミッドタウン日比谷 6階ホール
住所:東京都千代田区有楽町1-1-2
料金:大人 2000円 / 大学生・専門学生 1500円 / 中高生 1000円 / 小学生以下 無料
「若林奮-Run and Rest-|寺田真由美-不在の存在-」(練馬区立美術)
東京・練馬の練馬区立美術館で「練馬区立美術館コレクション 若林奮-Run and Rest-|寺田真由美-不在の存在-」が開催されている。会期は10月18日まで。

若林奮(1936〜2003)は、主に鉄を素材として「自然」「時間」「空間」などに対する観察や思索を抽象的な形態に表した彫刻家。寺田真由美は1958年練馬区生まれ、ニューヨーク在住のアーティストで、室内模型を撮影した写真作品や立体作品、石彫を制作する。
本展では、同館の収蔵作品を中心に、若林と寺田をそれぞれ個展形式で紹介している。「若林奮-Run and Rest-」では、2024年度に寄贈された彫刻《Run and Rest》(1996)、版画《GRASS》(1993)、ドローイングを含む70点を紹介。新収蔵作品を公開するとともに、立体と平面を行き来する若林の制作を取り上げている。
「寺田真由美-不在の存在-」では、これまで同館に寄贈された35点を含む作品を紹介。寺田は、室内模型を制作し、本物の一室のように見立てて撮影した写真作品に取り組んできた。本展では、初期の立体から、写真作品とその模型、近年取り組む石彫までを展示し、寺田の制作活動を振り返る内容となっている。
会期:2026年7月25日~10月18日
会場:練馬区立美術館
住所:東京都練馬区貫井1-36-16
開館時間:10:00~18:00 ※入館は閉館30分前まで
料金:一般 500円 / 高校・大学生および65~74歳 300円 / 中学生以下および75歳以上 無料






































