京都文化博物館で、令和6年能登半島地震復興祈念の展覧会「不滅の力 永井豪 ー永井豪記念館リバイバルー」が開催される。会期は11月28日〜2027年1月11日。
2024年1月1日に発生した能登半島地震により、石川県輪島市朝市通りにあった、同市出身の漫画家・永井豪(1945〜)の原画や資料、関連商品などを展示する「永井豪記念館」は被災し、その後の火災によって建物は全焼した。展示物はすべて焼失したと思われていたが、開館時の耐火施策などにより、外壁が燃えた建物内から原画108点やフィギュア類が発見された。

本展は輪島市の全面協力のもと、被災した記念館から奇跡的に発見・修復された資料をはじめ、永井の代表作の原稿や描き下ろし作品などを通して、能登半島および輪島市の復興と未来を見据える展示となる。
永井豪と輪島市
永井豪は1945年9月6日、石川県輪島市生まれ。小学1年生のときに東京へ引っ越し、幼少期よりマンガや映画、落語、冒険小説に親しむ。石ノ森章太郎のアシスタントを経て、67年に『目明しポリ吉』でデビュー。翌68年開始の『ハレンチ学園』が大ブームとなり、現在に至るまで幅広いジャンルの作品を発表し続けている。
代表作は『ハレンチ学園』に加え、『デビルマン』『マジンガーZ』『キューティーハニー』など多数。現在は『週刊ポスト』にて「柳生裸真剣」、『ビッグコミック』にて「永井豪の幻想怪画」を連載中であり、最新作として『漫画ゴラク』にて「地球大戦2053」を発表している。
永井は上京後も、輪島市のキャラクター「もんぜんくん」のデザインを手がけるほか、「のと鉄道」や市内のコミュニティバスに永井豪キャラクターがラッピングされるなど、故郷である輪島市と深い関わりを持ち続けている。2009年に同市の朝市通りに「永井豪記念館」が開館して以降は、定期的な訪問を通じて輪島市との交流を重ねている。
被災原画など多数展示
本展の最大の見どころは、壁が黒く燃えた建物内から発見され、修復が施された「マジンガーZ」の大型フィギュアや原画、発見された状態のまま展示される「魔王ダンテ」の原画、東京の石川県アンテナショップに展示されているものが出張する、被災した大型フィギュア「グレートマジンガー」の展示などだ。




あわせて、永井豪記念館開館時に展示されていたデビュー作を含む永井作品の原稿の数々や、本展のために描き下ろされた輪島の思い出をテーマとする初公開のマンガ原稿も展示される。
なお、会期初日となる11月28日には、永井が登壇し「マンガ家・永井豪と京都 〜酒呑童子伝説と『手天童子』、そして能登復興への想い〜」をテーマに語るトークショーが開催予定だ。また、12月13日にはシンポジウム「防災教育を考える—被災資料が語ること」も実施される。


























