漫画家・つげ義春が88歳で逝去

漫画家のつげ義春氏が3月3日、誤嚥性肺炎のため逝去した。88歳だった。

つげ義春氏

 漫画家のつげ義春氏が逝去した。つげ氏は昨年9月ごろより体調を崩しており、3月3日、東京都内の病院にて誤嚥性肺炎のため88歳で亡くなった。

 つげ氏は1937年東京・葛飾区生まれ。子供のころからいくつものアルバイトを経験し、小学校卒業とともにメッキ工場に勤める。その後職を変わりながら、職業としてマンガ家をめざし、1955年に単行本『白面夜叉』で本格デビュー、貸本マンガや子供向け雑誌で活躍した。1965年から『ガロ』に作品を発表し注目を集める。独特な作風で知られ、作品集が刊行され続けている。

つげ義春氏(1992年撮影) ©高野慎三

 代表作に「ねじ式」「無能の人」「ゲンセンカン主人」「李さん一家」など。またエッセイ集として『つげ義春の温泉』(カタログハウス、2003/筑摩書房、2012)、『貧困旅行記』(晶文社、1991)、対談集として『つげ義春が語る 旅と隠遁』(筑摩書房、2024)などる。2020年に第47回アングレーム国際漫画祭特別栄誉賞受賞。2022年に日本芸術院会員に選出。2024年に旭日中綬章受章。