韓国・光州で光州ビエンナーレ展示館をメイン会場に開催される「第16回光州ビエンナーレ」。その参加アーティストやテーマが発表された。会期は9月5日〜11月15日。本芸術祭の芸術監督を務めるのは、アーティストのホー・ツーニェン。キュレーターのチェ・ギョンファ、パク・ガヒ、ブライアン・クアン・ウッドとともに展覧会を組織する。

今回のテーマ「You Must Change Your Life(お前はお前の生を変えねばならない)」は、ライナー・マリア・リルケ(1875〜1926)の詩『古代のアポロのトルソー』(1908)の最後の一行から引用されたもの。緊急性と開放感、力強さと寛大さをあわせ持つこの言葉を掲げ、ビエンナーレでは「変化」に、身体や知覚が再編成される継続的な実践としてアプローチする。
芸術監督のホー・ツーニェンは、本展を「異なるスケールや領域での闘争や実験が集まり、互いに対話し、問いかけ、何よりも互いを増幅し合う場にしたい」と述べる。突発的な危機や断絶の瞬間だけでなく、日常的な生活実践の漸進的な蓄積を通じて、人間が影響を与え、また影響を受ける能力をいかに拡張していくかを探求するという。
参加アーティストは、異なる世代や地域から集まった43名およびグループ。持続的な芸術実践を通じて、新たな能力や生活の形態がいかにして生み出されるかが提示される。
分子レベルから宇宙規模まで。多様なスケールで描かれる「変化」
本展は、分子から宇宙へ、そして親密なジェスチャーや身近な絆から、社会形成や世界を越えた共鳴へと至る、様々なスケールを横断する旅を演出する。


ニーナ・カネルは、超音波、水、セメントを用いた《Perpetuum Mobile》(2026)などの彫刻やインスタレーションを通じて、物質がどのように変化し、循環し、関係を結ぶかを考察する。また、多発性硬化症という自己免疫疾患との個人的な対峙を背景に持つスウェーデンのデュオ、ゴールディン+セネビーは、2トンの松脂を用いたインスタレーション《Resin Pond》(2026)において、身体や制度が不安定な関係性のなかでいかに構成されるかを探求する。

いっぽう、マシュー・バーニーは、美術学生時代に制作された初期のビデオ作品《SCABACTION》(1988)を出品。身体を一種の有機的な建設現場、あるいはより抽象的な装置の一部として捉える、その後の活動を特徴づけるテーマを展開する。さらに、サオダット・イスマイロヴァの映像作品《Melted into the Sun》(2024)では、中央アジアの歴史的記憶や精神的実践を通じて、身体が別の世界と共鳴し始める様子が描き出される。
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