千葉市美術館で「おとぎの国のモードをさがして/Fairy Tale MODE」が開催される。会期は6月27日〜8月30日。
時代や地域を超えて語り継がれてきた「おとぎ話」は、妖精や魔法使い、森、変身といった象徴的なモチーフに彩られながら、挿絵や装飾、舞台芸術、ファッションなどの視覚文化を通して豊かなイメージをかたちづくってきた。なかでも、『赤ずきん』のフードや『長靴をはいた猫』のブーツ、『シンデレラ』のガラスの靴といった印象的な装いは、登場人物を象徴するイメージとして広く親しまれている。こうしたモチーフのなかには、おとぎ話の想像力とモードの感性がゆるやかに交差する様子を見て取ることができる。
本展は、19〜20世紀にかけてヨーロッパで花開いた挿絵本の世界を中心に、おとぎ話のイメージのなかに息づく「モード」を探るもの。また、ヨーロッパを中心に広がってきたおとぎ話の豊かなイメージの変遷を辿り、それらが時代の感性と響きあいながらどのように新たな姿をまとってきたのかを、美術、デザイン、ファッションの観点から多角的に読み解く。会場では、挿絵本を中心に、実際のドレスやバレエ衣裳、資料など約200点が一堂に会する。
19〜20世紀の美しき挿絵本の数々
本展では、アーサー・ラッカムやウォルター・クレイン、カイ・ニールセンらによる「シンデレラ」「眠れる森の美女」「赤ずきん」などの挿絵本約90冊を紹介。当時流行していた最新のドレススタイルがどのように挿絵に反映され、その後のファッション雑誌等へ応用されていったのか、その視覚的な伝播をたどる。



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