「おとぎの国のモードをさがして/Fairy Tale MODE」が千葉市美術館で開催。「おとぎ話」をモードの視点で読み解く【2/2ページ】

ロココの宮廷服からディオールまで、実際のドレスを展示

 多くのおとぎ話を物語り、発展させた王侯貴族の女性を象徴する18世紀ロココ時代に流行した宮廷服から、新時代の女性をエンパワーメントしたクリスチャン・ディオールのドレス、姿や身分を変える「変身」の装置としての毛皮のコートまで、実際の衣服が展示される。物語の世界を立体的に体感できる展示構成となる。

エルザ・スキャパレッリ《イヴニング・ケープ》(1930年代)共立女子大学博物館
クリスチャン・ディオール/マルク・ボアン《イヴニング・ドレス》(1964、秋冬)文化学園ファッションリソースセンター 撮影:安田如水(文化出版局)

バレエ・リュスなどの舞台芸術と、特別なバレエ上演

 おとぎ話のメディアのなかでもっともモードと強く結びついている「バレエ」に関する資料も展開。20世紀初頭にパリを席巻したバレエ・リュスによる「シェヘラザード」でレオン・バクストが手がけた衣裳は、当時のファッションに大きな影響を与えた。本展ではバレエ・リュスやボリショイ・バレエでの「眠り姫」、「シンデレラ」などにまつわる資料や 1920年代のレオン・バクストによる「青い鳥」の衣裳が展示される。

「青い鳥」衣裳(デザイン:レオン・バクスト/着用:スタニスラス・イジコフスキー)(1920年代)兵庫県立芸術文化センター 薄井憲二バレエ・コレクション

 なお、本展開催を記念して、「青い鳥」の再現衣裳を着用してのバレエ特別上演(8月16日)をはじめとした関連イベントも複数開催される予定だ。

編集部

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