今週末に見たい展覧会ベスト12。モネ、CHANEL AND CINEMAから松本陽子まで【2/3ページ】

「CHANEL AND CINEMA - TOKYO LIGHTS CINEMA WEEKS」(シャネル・ネクサス・ホール

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 シャネル・ネクサス・ホールで、「CHANEL AND CINEMA - TOKYO LIGHTS CINEMA WEEKS」が5月24日に閉幕する。

 シャネルは、日本の映画界における次世代クリエイターの育成を目的としたメンターシッププログラム「CHANEL AND CINEMA - TOKYO LIGHTS」の一環として、受賞作品の一般公開イベント「CINEMA WEEKS」を開催してきた。本プログラムは2024年に始動し、映画監督の是枝裕和をはじめ、ティルダ・スウィントン、安藤サクラ、役所広司、西川美和らが参加するマスタークラスを核に展開。映画制作を志す若手に対し、実践的な学びと制作機会を提供する取り組みとして位置づけられている。

 会場では、マスタークラス受講者のなかから選ばれた首藤凜、田中さくら、古川葵による3本の短編作品を上映。首藤凜監督の『親切がやって来る』は、夜の路上で偶然出会った他者同士の関係性を通して「他者への不安」を描く作品だ。田中さくら監督の『夜明け』は、姉妹の別れの朝を舞台に記憶の揺らぎを描写する。古川葵監督の『夕べの訪問客』は、弁護士と依頼者の再会を軸にした密室劇となっている。

会期:2026年4月24日〜5月24日
会場:シャネル・ネクサス・ホール
住所:東京都中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング4階
電話番号:03-6386-3071
開館時間:12:00~19:30
料金:無料 ※予約優先

「チームラボ 養老渓谷」(養老渓谷)

「チームラボ 養老渓谷」 養老渓谷 千葉 ©︎ チームラボ Made with CG

 養老渓谷で「チームラボ 養老渓谷」が5月24日に終了する。

 本展は、夜の野外アート展として、養老川がつくり上げた渓谷や地層の岩肌、森といった長い時間を内在する自然をアート空間に変える試み。チームラボが取り組む「Digitized Nature(自然が自然のままアートになる)」プロジェクトの一環として、長い時間を持つ存在をそのまま作品群にし、いまを生きる人々の存在によって変化する場を創出する。

会期:2026年4月17日~5月24日
会場:養老渓谷
住所:千葉県夷隅郡大多喜町葛藤1-2
開館時間:18:45~21:00 ※日の入り時刻に合わせて、開始時間が変更となる(詳細は公式ウェブサイトをご確認してほしい)(入場は閉館の40分前まで)
料金:大人 1500円 / 小中高生 800円 / 未就学児 無料(詳細は公式ウェブサイトをご確認してほしい)

「⻄洋絵画400年の旅―珠⽟の東京富⼠美術館コレクション」(京都市京セラ美術館

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 京都市京セラ美術館で「⻄洋絵画400年の旅―珠⽟の東京富⼠美術館コレクション」が5月24日に閉幕する。

 1983年に東京都八王子市に開設した東京富士美術館は、国内外で制作された幅広い時代の絵画・版画・彫刻・写真・陶磁器等を約3万点収蔵。とくに西洋絵画コレクションは、16世紀のイタリア・ルネサンスから20世紀の近現代美術までを網羅している。

 本展では、東京富士美術館の所蔵品から選りすぐられた80点あまりの西洋絵画を展覧。ティントレット、ヴァン・ダイク、クロード・ロランらオールドマスターのほか、モネ、ルノワール、ゴッホ、シャガールといった画家の作品を通して、西洋絵画400年の歴史を紹介する。

会期:2026年3月20日~5月24日
会場:京都市京セラ美術館
住所:京都府京都市左京区岡崎円勝寺町124
電話番号:075-771-4334
開館時間:10:00~18:00(入場は閉場の30分前まで)
料金:一般 2000円 / ⼤学生・専門学校生・高校生 1500円 / 中学生・小学生 500円 / 未就学児 無料

「KYOTO NIPPON FESTIVAL 2026 ―時をこえ、華ひらく庭―」(北野天満宮)

展示風景より、《光と花の庭》 撮影:来田猛

 北野天満宮で「KYOTO NIPPON FESTIVAL 2026 ―時をこえ、華ひらく庭―」が5月24日まで行われている。レポート記事はこちら

 本企画は、2016年に誕生し、日本の「美」と「文化」を京都から発信してきたものであり、2026年に10周年を迎える。北野天満宮を舞台に展開されるフェスティバルの一環として、雪月花の三庭苑・梅苑「花の庭」において、蜷川実花 with EiMによるインスタレーション作品を展示。春の訪れとともに咲く梅の花を会場とし、光と色彩を用いた表現による空間構成を紹介する。

 また、北野天満宮 風月殿​では「花宵の大茶会」が上演。日本のイマーシブシアターを牽引するダンスカンパニーDAZZLE と、蜷川実花 with EiM による初めてのコラボレーションをぜひチェックしてほしい。

会期:
アートインスタレーション《光と花の庭》《残照》2026年2月1日~5月24日
イマーシブシアター《花宵の大茶会》2026年3月20日(予定)~5月24日
会場:北野天満宮
住所:京都府京都市上京区馬喰町
開苑時間:9:00~20:30 ※20:00最終受付
休館日:会期中休業日あり ※休館日、休演日は公式ウェブサイトを参照
料金:
アートインスタレーション《光と花の庭》《残照》
[前売]大人 2800円 / 小人 1400円、[当日]大人 3000円 / 小人 1500円
※雪月花の三庭苑・梅苑「花の庭」と御土居 梅交軒は同じチケットでご入場いただけます。
※当日中の再入場可能
イマーシブシアター《花宵の大茶会》
[前売]プレミアム 1万5000円 / 一般 1万円、[当日]プレミアム 1万6000円 / 一般 1万1000円

「椋尾篁:アニメ背景美術の先駆者」(佐世保市博物館島瀬美術センター)

 佐世保市博物館島瀬美術センターで「椋尾篁:アニメ背景美術の先駆者」が5月24日まで開催されている。

 椋尾篁は1938年長崎県佐世保市三川内町生まれ。美術大学で油絵を学び、手塚治虫による国産初のテレビアニメ『鉄腕アトム』の背景を描いたことをきっかけにして、1960年代よりアニメーションの世界での活動を本格的に始めた。その後、りんたろう監督『銀河鉄道999』『幻魔大戦』『火の鳥』、高畑勲監督『セロ弾きのゴーシュ』などの劇場作品において美術監督を務めたほか、『母をたずねて三千里』『悪魔くん』『美少女戦士セーラームーン』など、多くのテレビシリーズを手がけた。

 本展は、椋尾の故郷である長崎県佐世保市にて、椋尾が遺した手描きの背景画、美術設定、スケッチなど約100点を通じて、その仕事の全容を紹介するもの。従来の平面的な背景表現を越えて、キャラクターと同様の存在感を持たせつつ調和する背景を追求した椋尾の、日本のアニメーションにおける表現の進化と美術的価値に注目する。

会期:2026年4月25日~5月24日
会場:佐世保市博物館島瀬美術センター
住所:長崎県佐世保市島瀬町6-22 佐世保市博物館島瀬美術センター
開館時間:10:00~18:00 ※入館は閉館30分前まで
料金:大人 1300円 / 学生 500円 / 中学生以下 無料