特別展「源氏物語 王朝のかがやき」が、京都と東京で開催へ。Vtuber・儒烏風亭らでんがスペシャルサポーターに就任【2/3ページ】

現存最古の源氏絵、国宝《源氏物語絵巻》などの重要作が一堂に

 出品作品についていくつか紹介したい。大きな見どころのひとつとなるのは、現存最古の源氏絵、国宝《源氏物語絵巻》だ。本作が場面を変えて全期間出品されるほか、海外からの里帰り作品も展示される。

土佐光茂筆《車争図屛風》右隻(室町時代、1560)京都・仁和寺

 また、近年研究者のなかでも注目を集めるのは、「幻の源氏物語絵巻」と称される作品群だ。完成すれば200巻に及んだのではないかと考えられるこれらの源氏絵も、本展では多数出品される。

《源氏物語絵巻(盛安本) 葵》部分(江戸時代、17世紀)京都国立博物館

 本展ではこれらをはじめとする作品を、「源氏物語を写す」「源氏物語の作者 紫式部」「国宝 源氏物語絵巻」「源氏物語を深める」「源氏物語でかざる」「源氏物語でいろどる」「源氏物語であそぶ」「源氏物語を描き継ぐ」の全8章立てて構成。千年以上にわたって日本文化に影響を与え続けてきた『源氏物語』の世界やその広がりを通覧する、またとない機会となるだろう。

重要文化財《紫式部日記絵巻断簡》(鎌倉時代、13世紀)東京国立博物館
土佐光吉・長次郎筆 重要文化財《源氏物語画帖 若紫》(安土桃山時代、17世紀)京都国立博物館 京都会場のみに出品
上村松園筆《焔》(1918)東京国立博物館 東京会場のみに出品

 さらに、巡回展ならではの取り組みとして、京都会場と東京会場では出品作品にそれぞれ特徴をもたせている。例えば、京都展では重要文化財《能面 泥眼》(江戸時代、17世紀)が、東京展では浮世絵作品《美人愛猫図》(江戸時代、1781~89頃)が展示されるという。

重要文化財《能面 泥眼》「天下一河内」焼印(江戸時代、17世紀)東京国立博物館 京都会場のみに出品
礒田湖龍斎筆《美人愛猫図》(江戸時代、1781~89頃)東京国立博物館 東京会場のみに出品

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