現存最古の源氏絵、国宝《源氏物語絵巻》などの重要作が一堂に
出品作品についていくつか紹介したい。大きな見どころのひとつとなるのは、現存最古の源氏絵、国宝《源氏物語絵巻》だ。本作が場面を変えて全期間出品されるほか、海外からの里帰り作品も展示される。

また、近年研究者のなかでも注目を集めるのは、「幻の源氏物語絵巻」と称される作品群だ。完成すれば200巻に及んだのではないかと考えられるこれらの源氏絵も、本展では多数出品される。

本展ではこれらをはじめとする作品を、「源氏物語を写す」「源氏物語の作者 紫式部」「国宝 源氏物語絵巻」「源氏物語を深める」「源氏物語でかざる」「源氏物語でいろどる」「源氏物語であそぶ」「源氏物語を描き継ぐ」の全8章立てて構成。千年以上にわたって日本文化に影響を与え続けてきた『源氏物語』の世界やその広がりを通覧する、またとない機会となるだろう。



さらに、巡回展ならではの取り組みとして、京都会場と東京会場では出品作品にそれぞれ特徴をもたせている。例えば、京都展では重要文化財《能面 泥眼》(江戸時代、17世紀)が、東京展では浮世絵作品《美人愛猫図》(江戸時代、1781~89頃)が展示されるという。





















