渋谷PARCOで「BEYOND FEMALE GAZE」が開催。セレクトブティック「Sister」が映像表現における眼差しを問う

セレクトブティック「Sister(シスター)」が、国際女性デーに合わせて渋谷PARCOの1階で「BEYOND FEMALE GAZE 私たちの眼差しを再考する」展を開催する。会期は3月4日〜8日。

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 国内外のデザイナーズブランドやヴィンテージを取り扱うセレクトブティック「Sister(シスター)」が、国際女性デーに合わせて渋谷PARCOの1階で「BEYOND FEMALE GAZE 私たちの眼差しを再考する」展を開催する。会期は3月4日〜8日の5日間。

 2019年より、フェミニズムやジェンダーをテーマにした企画を継続的に行ってきたSister。8回目となる本展では、アーティストでありクィア・エコロジー研究者のマヤ・エリン・マスダをキュレーターに迎え、映画監督ニナ・メンケスや、明治学院大学教授で映画研究者の斉藤綾子の協力のもと、視覚文化における「眼差し(ゲイズ)」の構造を多角的に検証する。

 本展の出発点となるのは、1973年にフェミニスト映画理論家ローラ・マルヴィが提唱した「メイル・ゲイズ(男性の眼差し)」という概念だ。これは、映像において男性が「見る主体」、女性が「見られる客体」となる非対称な権力構造を批判したもの。本展では、このメイル・ゲイズを支える異性愛中心規範や家父長制への抵抗としての「フィメール・ゲイズ(女性の眼差し)」の可能性を問い直し、さらにその先にある、多声的で限りなく発展する地平としての「私たち」の眼差しのあり方を想像することを試みる。

 会期中は展示関連グッズの販売に加え、これまでSisterが手がけてきた映画関連グッズの展開、ならびに三重県尾鷲市の漁村・九鬼町のトンガ坂文庫による関連書籍の販売も行う。なお、売上の一部は、多様な視点が尊重される社会の実現に向けた活動を支えるため、寄付・寄贈というかたちで活用する予定だ。

会場で販売されるロングTシャツ(黒)
会場で販売されるロングTシャツ(白)

 なお、展覧会に関連し、映画監督ニナ・メンケスによるドキュメンタリー『ブレインウォッシュ セックス-カメラ-パワー』の特別上映会と、専門家によるトークイベントも3月5日20時より、渋谷PARCOの8階、ホワイトシネクイントで開催される。

編集部