5月9日〜11月22日に開催される第61回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展の詳細および参加アーティストが発表された。
会場はジャルディーニ、アルセナーレ、ヴェネチア市内各所。プレビューは5月6日から8日、開会式および授賞式は9日に行われる。
総合キュレーターを務める予定だったコヨ・クオは、昨年5月に急逝した。ヴェネチア・ビエンナーレ財団は遺族の同意のもと、クオが構想した展覧会をそのまま実現することを決定。彼女が準備してきた企画を引き継ぎ、完成へと導く。
今年のテーマは「In Minor Keys」。2024年11月にヴィジュアル・アーツ部門芸術監督に任命されたクオは、すでに理論的枠組みの構築、参加アーティストと作品の選定、カタログ執筆陣の指名、グラフィック・アイデンティティおよび展示空間設計の決定、さらには招待作家との対話までを進めていた。
プロジェクトは、クオが選出したチームによって継続される。アドバイザーのゲイブ・ベックハースト・フェイフー、マリー=エレーヌ・ペレイラ、ラシャ・サルティに加え、シッダールタ・ミッター(公式図録編集長)、ロリー・ツァパイ(リサーチ・アシスタント)らが中心となり制作を推進している。
特筆すべきは、2025年4月にダカールのRAW Material Companyで行われた集中的な会議。同センターはクオ自身が創設した文化拠点であり、この場で展覧会の方向性が明確になった。チームは実践の共鳴や共通点を整理し、「エンチャントメント(魅惑)」「シーディング(種まき)」「コモニング(共有)」「生成的実践」といったキーワードを導き出したという。
- 1
- 2





















