「セタブン30祭」が開催。世田谷文学館の開館30周年を記念した展覧会やイベントを実施【4/4ページ】

 連続講演会「世界文学への誘い~愛について~」は、日本を代表する外国文学研究の第一人者たちが世界文学における「愛の姿」について公演。9月21日の第1回「恋の矢は永遠に飛び続ける ― ロシア文学における愛の変奏」は沼野充義(ロシア東欧文学研究者、東京大学・名古屋外国語大学名誉教授)、10月19日の第2回「現代中国百年の恋人たち ― 魯迅『愛と死』と張愛玲『傾城の恋』そして莫言『酒国』」は藤井省三(東京大学名誉教授、名古屋外国語大学教授)、10月25日の第3回「詩と小説のあいだに宿る〈愛の力〉」は野谷文昭(東京大学名誉教授、名古屋外国語大学名誉教授))、11月1日の第4回「マッチョなアフリカに『愛は来る』か?」はくぼたのぞみ(翻訳家・詩人)、11月2日の第5回「愛、この酷薄なるもの わたしが出会った世界の十の愛の小説、愛の詩」は亀山郁夫(世田谷文学館館長)が担当する。

 さらに11月29日、30日には「セタブンマーケット2025」を開催。「日本・再発見」をテーマに、開催中の企画展と連動してドナルド・キーンによせて日本文化への気づきを深める機会とする。書店、雑貨店、フードのお店に加え、作家の特別出品枠や、ワークショップも予定。

編集部