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「士郎正宗の世界展 ~『攻殻機動隊』と創造の軌跡~」(世田谷文学館)開幕レポート

世田谷文学館で、マンガ家・士郎正宗による自身初の大展覧会「士郎正宗の世界展 ~『攻殻機動隊』と創造の軌跡~」がスタートした。会期は8月17日まで。

文・撮影=三澤麦(ウェブ版「美術手帖」編集部) 撮影協力=大橋ひな子(ウェブ版「美術手帖」編集部)

展示風景より

 東京の世田谷文学館で、マンガ家・士郎正宗の大規模個展「士郎正宗の世界展 ~『攻殻機動隊』と創造の軌跡~」がスタートした。会期は8月17日まで。

 士郎正宗といえば、いまなお圧倒的な人気を誇る『攻殻機動隊』の作者として知られている。1985年にSFマンガ『アップルシード』でメジャーデビュー、89年に『攻殻機動隊』の連載をスタートさせた。当時まだ世に浸透していなかった先端技術を独自の感覚で取り入れた、情報化社会の現代を予見しているかのような世界観が多くのファンの心を鷲掴みにした。

 本展は、開館30周年を迎える世田谷文学館による士郎正宗の初の大規模展覧会。会場では、マンガの「アナログ原稿」「デジタル出力原稿」に加えて、作業道具や蔵書などもあわせ約440点が展示されており、多様な広がりを見せる士郎の作品群と現在の活動までを全11チャプターにわたってたどるものとなる。また、士郎によるコメントも各チャプターに掲載されており、「士郎正宗」のパーソナルな部分にもせまる内容となっている。

展示風景より

編集部

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