「難波田龍起」(東京オペラシティ アートギャラリー)

東京オペラシティ アートギャラリーで、「難波田龍起」が7月11日に開幕する。
難波田龍起(1905〜1997)は、戦前から画業を始め、戦後は日本における抽象絵画のパイオニアとして大きな足跡を残した。大正末期に詩と哲学に関心を持つ青年として高村光太郎と出会い、その薫陶を受けるなかで画家を志した難波田は、身近な風景やいにしえの時代への憧れを描くことで画業を開始。戦後になると抽象へと制作を進め、海外から流入する最新の動向を咀嚼しながらも情報に流されず、また特定の運動に属することもなく、独自の道を歩んだ。
本展は、難波田の生誕120年を機に、同館収蔵品をはじめ、国内の美術館の所蔵品、また個人蔵の作品なども交え、難波田の画業の全貌を四半世紀ぶりに紹介するもの。今日的な視点から難波田の活動を検証する。
会期:2025年7月11日~10月2日
会場:東京オペラシティ アートギャラリー
住所:東京都新宿区西新宿3-20-2
電話番号:050-5541-8600
開館時間:11:00~19:00 ※入場は閉館30分前まで
休館日:月(ただし、7月21日、8月11日、9月15日は開館)、7月22日、8月3日、8月12日、9月16日
料金:一般 1600円 / 大学・高校生 1000円 / 中学生以下、障害者手帳・指定難病受給者証等をお持ちの方および付添の方1名 無料
「ポップ・アート 時代を変えた4⼈」(⼭梨県⽴美術館)

⼭梨・甲府にある⼭梨県⽴美術館で、1960 年代のアメリカなどを中⼼に発展した芸術動向である「ポップ・アート」を取り上げる特別展「ポップ・アート 時代を変えた4⼈」が7月12日から開催される。
「ポップ・アート」とは、⼤量⽣産された商品、広告やコミック、著名⼈のポートレイトなど、誰もが知っているものをモチーフとする特徴がある。現代⽣活や⼤衆⽂化をテーマとした作品は⾊鮮やかに、ときに社会⾵刺的に表現され、20世紀以降の芸術に大きく影響を与えた芸術動向である。
本展の展⽰作品は、スペイン出⾝のコレクターであるホセルイス・ルペレスが所蔵する版画やポスター約120点で構成され、すべて⽇本初公開となる。展示は全12章構成となっており、なかでもロイ・リキテンスタイン、ジャスパー・ジョーンズ、ロバート・ラウシェンバーグ、アンディ・ウォーホルといったアメリカのポップ・アートを代表する4名のアーティストを中心とした展示となる。
会期:2025年7⽉12⽇~8⽉24⽇
会場:⼭梨県⽴美術館 特別展⽰室
住所:⼭梨県甲府市貢川 1-4-27
電話番号:055-228-3322
開館時間:9:00~17:00 ※入館は閉館の30分前まで
休館日:7⽉14⽇、22⽇、28⽇、8⽉4日、18⽇
料金:一般 1000円 / 大学生 500円 / 65歳以上・高校生以下無料



















