徳川美術館で国宝「源氏物語絵巻」が特別公開へ

徳川美術館で、秋季特別展みやびの世界「魅惑の源氏物語」が9月22日~11月4日に、特別公開 国宝「源氏物語絵巻」が11月16日〜24日に開催される。

国宝「源氏物語絵巻」東屋(一) 徳川美術館蔵

 愛知県名古屋市の徳川美術館で、秋季特別展みやびの世界「魅惑の源氏物語」が9月22日~11月4日に、特別公開 国宝「源氏物語絵巻」が11月16日〜24日に開催される。

徳川美術館

 徳川美術館では、例年11月に国宝「源氏物語絵巻」が特別公開されており、15巻のなかから2巻が紹介されてきた。今年は9月から11月にかけてこれらの企画を実施し、ふたつの会期中には場面を入れ替えながら5巻を公開するという。

 今回公開されるのは、第15帖「蓬生」(9月22日~10月6日)、第36帖「柏木(二)」(10月8日〜20日)、第50帖「東屋(一)」(10月22日~11月4日)、第16帖・17帖「関屋・絵合」第44帖「竹河(二)」(11月16日〜24日)。

国宝「源氏物語絵巻」蓬生 徳川美術館蔵
国宝「源氏物語絵巻」柏木(二) 徳川美術館蔵
国宝「源氏物語絵巻」東屋(一) 徳川美術館蔵
国宝「源氏物語絵巻」関屋 徳川美術館蔵
※絵合の絵は現存していないため、詞書のみ関屋と合わせて1巻の巻子装としている      
国宝「源氏物語絵巻」竹河(二) 徳川美術館蔵

 ほかにも会期中には「源氏物語の文化を紐解く」土曜講座や、練香や組香の体験講座も企画されている。名品コレクション展示室も充実しているため、こちらも合わせて鑑賞してみてはいかがだろうか。

編集部

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