2019年に横須賀の無人島・猿島でスタートした「Sense Island - 感覚の島 - 暗闇の美術島」。今年からは、横須賀市街地にエリアを拡げ「SENSE ISLAND」から「SENSE ISLAND/LAND」にアップデート。夜間のみならず日中も楽しめるアートイベントとして2年ぶりにリニューアル開催される。会期は10月2日〜12月15日。総合プロデューサーは齋藤精一、キュレーターは青木彬。
横須賀は、江戸時代はペリー来航の地として、第二次世界大戦時には要所を守る重要な役割を果たす地として、そして現在はアメリカの文化が交差する地として知られている。東京湾最大の無人島である「猿島」や、日本最初の洋式燈台として知られる観音埼灯台のある「観音崎公園」、現存する世界最古の鋼鉄戦艦・世界三大記念艦「三笠」のある「三笠公園」といった歴史的拠点ほか、2024年にプリツカー賞を受賞した建築家・山本理顕が設計した横須賀美術館、昭和の街並みが残るエリアなど文化的拠点も数多く存在している。
同企画は、このように様々な歴史、文化、産業が積み重なる横須賀の「地層」に着目することで、アートによる時間と大地の可視化と文脈化を試みるものとなる。
参加アーティストは、ARu(松島宏佑/雪野瞭治/藤本雅司)、碓井ゆい、菊池宏子、キュンチョメ、齋藤精一、SIDE CORE、玉山拓郎、チェ・ジョンファ、TOKYO PHOTOGRAPHIC RESEARCH(濱本奏/前田梨那/松原茉莉/山本華)、水戸部春菜、三原聡一郎、薬王寺太一、山本愛子。パフォーマンスアーティストは、asamicro、梅川壱ノ介、オル太、寺尾紗穂、灰野敬二・蓮沼執太を予定している。