猿島で「Sense Island Research Events 2023」が開催。今後に向けたリサーチを一般公開

「Sense Island Research Events 2023」が12月2日、9日、16日の3日間限定で開催される。本年は同イベントのアップデートを図るためのリサーチを一般公開。プロデューサーやアーティストたちが、横須賀の地形、歴史、文化、産業のつながりを改めてとらえ直し、いまの時代に同地でSense Islandを開催する意義や意味を模索するものとなる。

猿島

 横須賀・猿島で「Sense Island Research Events 2023」が12月2日、9日、16日の3日間限定で開催される。

 「Sense Island - 感覚の島 - 暗闇の美術島」は、夜の静寂と暗闇を感じながら点在するアート作品を巡り、人間本来の感覚を呼び覚ます体験ができるイベントとして、2019年からこれまでに3回開催されてきた。

 本年は同イベントのアップデートを図るためのリサーチを一般公開。プロデューサーやアーティストたちが、横須賀の地形、歴史、文化、産業のつながりを改めてとらえ直し、いまの時代に同地でSense Islandを開催する意義や意味を模索するものとなる。

 12月2日開催の「Sense Island トーク 国内外の事例から横須賀のアートシーンを考える」では、国内外のアートシーンの動向について様々な視点から議論し、Sense Islandを横須賀で開催する意義や展望を巡らせる。9日の「Sense Island 夜の猿島上陸 一夜限りの暗闇の無人島・猿島上陸体験」では、来年の開催に向けて横須賀の地政学的な視点を取り入れたリサーチ結果を猿島に集約。猿島内に一夜限定で設置される作品やメディアを通して、猿島へのさらなる関心を深めるものとなる。16日の「Sense Island フィールドワーク 横須賀を巡り、まちの可能性を共に考える」では、来年のSense Islandの想定コースをともに巡りながら、 アーティストにどのような視点、文脈で横須賀をとらえてもらいたいか、プロデューサーの齋藤精一や文化人類学者の中村寛、専門のガイドとともに公開しながら考えるものだ。ティボディエ邸、観音崎、浦賀ドックなどを、ガイドとともに横須賀を地理的性質から紐解き、地政学的なコンテクストをどのように読み解いていくのかを解説。公開議論しながらフィールドワークが実践されるという。

猿島
猿島

編集部

Exhibition Ranking