「LOVE ファッション 私を着がえるとき」が京都国立近代美術館で開催。京都服飾文化研究財団(KCI)の服飾コレクションとアートが共演

京都国立近代美術館と京都服飾文化研究財団(KCI)による展覧会 「LOVE ファッション 私を着がえるとき」が、京都国立近代美術館にて開催される。会期は9月13日〜11月24日。

ロエベ/ジョナサン・アンダーソン ドレス 2022年秋冬 ©京都服飾文化研究財団 撮影=来田猛

 「LOVE ファッション 私を着がえるとき」が京都国立近代美術館にて開催される。会期は9月13日〜11月24日。

 本展は、18世紀から現代までの衣装コレクションを、人間あるいは生物の根源的な欲望や本能を映し出すアート作品とともに展示することで、装いに みられるさまざまな「LOVE」のかたちを取り上げる試み。

コム デ ギャルソン/川久保玲 トップ、パンツ 2020年春夏 ©京都服飾文化研究財団 撮影=来田猛

 京都国立近代美術館と京都服飾文化研究財団(KCI)は、1980年の「浪漫衣裳展」以来、これまで八度にわたる共同での展覧会を開催してきており、本展は9回目のコラボレーションとなる。

ロエベ/ジョナサン・アンダーソン ドレス 2022年秋冬 ©京都服飾文化研究財団 撮影=来田猛

 衣服は、デザインを極限までそぎ落としたミニマルなヘルムート・ラングや、ヴァージニア・ウルフ『オーランドー』に触発されたコム デ ギャルソンなどを展示する予定だ。

ヘルムート・ラング/ヘルムート・ラング カットアウト・カーディガン 2003年春夏 ©京都服飾文化研究財団、ヘルムート・ラング寄贈 撮影=守屋友樹

 美術作品は、身近な友人との日常を切り取ったヴォルフガング・ティルマンスの写真や、同世代の女性たちのインタビューを題材とるう松川朋奈の絵画、ヤドカリの姿に人のアイデンティティを重ね合わせたAKI INOMATAの作品などを展示。「私」をめぐる問いの現在形を探る。

AKI INOMATA やどかりに「やど」をわたしてみる –Border – 2010/2019 京都国立近代美術館蔵 ©AKI INOMATA
原田裕規 Shadowing 2023 ©Yuki Harada / 撮影=Katsura Muramatsu

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