渋谷PARCOの開業50周年を迎え、「SHIBUYA PARCO ART WEEK 2023」が9月15日〜24日の10日間にわたって開催される。
今年のテーマは「MOMENT」。“瞬間”のアートを体験し、「いま」というかけがえのない時間の尊さを身近に感じるパフォーミングアーツのほか、約30企画の個性豊かな展示やポップアップが展開される。
「MOMENT」をテーマにした3組のパフォーミングアーツ・演劇作品では、高山明、雨宮庸介、楊いくみといった世界で活躍する日本人作家を招聘。演劇ユニット・Port B主宰の高山は、館内放送を媒介に東南アジアや中東の歌い手と日本の詩人による新作「BGM / わたしの歌」を放送し、雨宮は外壁に3314年まで続く作品の一部を掲げ、楊は渋谷PARCO全館を舞台にミクストメディアによるパフォーマンス「p.§.」を演出する。
PARCO MUSEUM TOKYOでは、植木鉢、そして植木鉢へ塊根植物を植え込んだ作品の展示販売 「TRUNKWARE - Joint Exhibition of Raw Life Factory and KINOCO- 」を開催。NANZUKA 2Gでは、スペインを拠点に活動するダニエル・ヌニェスによる日本初個展「Urban Jungle」を行う。
さらに、ほぼ日曜日で開催されるファッションブランド「ANREALAGE」による“ほぼ非日常”な世界を感じる体験型展示「6 DOORS」のほか、OIL by 美術手帖(吉野もも個展「余白の深淵」)、WHITE CINE QUINTO(「アステロイド・シティ」衣装&小道具 特別展)、GAKU(「道をつくる2023 東アジアのクィアたち、つながるジェネレーションズ」)など、館内のギャラリーやショップでは多種多様な展覧会やイベントがラインナップされている。10日間にわたって多彩なアートとカルチャーを味わってほしい。