日本でも高い人気を誇るアーティスト、ジュリアン・オピー。その世界初のVR作品個展が、東京・渋谷のPARCO MUSEUM TOKYO(渋谷PARCO 4F)で開催される。会期は10月21日〜11月14日。
ジュリアン・オピーは1958年ロンドン生まれ。風景や人物など、アートにおける伝統的なモチーフをピクトグラムやアニメの表現を連想させるシンプルな描画と色彩表現により簡略化し、最小限の要素で表現するスタイルで世界的に知られる。オピーは日本美術にも造詣が深く、歌川広重や喜多川歌麿などの浮世絵の収集家でもあり、その影響は作風にも現れている。
その作品はこれまで平面、映像、立体と様々な手法で発表されてきたが、VRによる作品は今回が初めてだ。会場では参加者がVRゴーグルを装着し、複数の展示空間を体験するというものになる。オピーの表現がVR空間でどのように展開されるのか、注目したい。