2023.2.22

神戸でアートをめぐる旅を。「Re:Public Art Project」が市内各所で開催

神戸市が新たなかたちのパブリック・アートを創出する「KOBE Re:Public Art Project」。その成果展が2月22日から、市内各所で開催される。

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 神⼾市が主催するパブリック・アートによる観光誘客事業「Re Public Art Project」が、市内各所で展示を行う。会期は2⽉22⽇〜3⽉19⽇。

 昨年ローンチされた同プロジェクトは、大きく「リサーチ」と「リ:パブリック」の2フェーズに分かれるもの。「リサーチ」では昨年11月から12月にかけ、神戸市内5エリアに設けられたアーティスト・イン・レジデンスにアーティストらが滞在し、プロジェクトテーマ「人新世に吹く風」にもとづく散策活動(リサーチ)を行った。

 今回の展示は、その成果を見せる「リ:パブリック」に当たるものだ。KIITOでは、このプロジェクトに参加したアーティストたちが発見したヒト、モノ、コト、バショに関する視点や考察を、「パネル」「マップ」「映像」の形式で展⽰。参加作家は池⽥剛介、今⻄泰赳、内海昭⼦、遠藤薫、太⽥光海、⾦⼦未弥、久保⽥沙耶、Kenji “Noiz” Nakamura、⼩⾦沢健⼈、斎藤幸平、阪越由⾐、佐野⽂彦、⼆階堂瞳⼦、野村友⾥、野⼝⻯平、秦雅則、ハラサオリ、forCities ⽯川由佳⼦、杉⽥真理⼦、冬⽊遼太郎、みのミュージック、持⽥敦⼦、⼋⽊祐理⼦、⼭⽥悠となる。

 また港湾倉庫を舞台にした特設会場では、神⼾市内でリサーチに参加したアーティストの作品およびパフォオーマンスを公開。今⻄泰赳、内海昭⼦、遠藤薫、⼩⾦沢健⼈、秦雅則が、それぞれ新作を展示する。

小金沢健人 // 2023 会場=KORPA特設会場

 これに加え、3つのサテライト会場(大倉山公園・名倉市場・ローズガーデン)では、冬⽊遼太郎、持⽥敦⼦、久保⽥沙耶の3作家がそれぞれ場所を生かした作品を展示する。

 なお会期中には市内の様々な喫茶店を利用した「喫茶演劇」や、大道芸パフォーマンス、「光と⾳」をコンセプトにしたライヴパフォーマンスイベント「Wizard of OP vol.0000」などが開催。合わせてチェックしてほしい。