KAAT神奈川芸術劇場で鬼頭健吾の新作インスタレーションを展示。カラフルなラインが劇場に

横浜市のKAAT神奈川芸術劇場で鬼頭健吾による新作インスタレーションを展示する「Lines」が開催される。会期は5月1日~6月5日

鬼頭健吾による「Lines」のイメージスケッチ

  KAAT神奈川芸術劇場(以下KAAT)が2016年から毎年開催している、劇場空間と現代美術の融合による新しい表現を生み出す企画シリーズ「KAAT EXHIBITION」。 7回目となる2022年度は「街にひらかれた劇場」をテーマにKAATのアトリウムを会場とし、鬼頭健吾による新作インスタレーションを展示する「Lines」を開催する。会期は5月1日~6月5日。

 鬼頭は1977年愛知県生まれ。2003年に京都市立芸術大学大学院美術研究科油画専攻を修了し、2008年には五島記念文化賞を受賞してニューヨークに滞在。2010年には文化庁新進芸術家海外研修員としてベルリンに赴いた。現在は群馬県を中心に活動をしており、フラフープやスカーフ、蛍光灯などの既製品や混色をしていない絵の具を使い、日常にあるものを使って色彩的な感度を拡張する作品を発表している。

 今回の展覧会ではアトリウム天井からカラフルな縦のラインを創造し、色彩のリズムとコントラストが響き合うインスタレーションを計画。KAATでは過去最大スケールの試みになるという。

編集部

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