2018年に初めて開催され、第3回となる20年は新型コロナウイルス感染症の影響で中止を余儀なくされた「ARTISTS' FAIR KYOTO」。その第4回が、3月6日~7日に開催予定だ。
これに伴い、サテライトイベント「ARTISTS' FAIR KYOTO:SATELLITE 2021」が京都の各所で開催。会期は1月下旬~3月下旬で、会場により日程が異なる。
参加作家は、黒川岳、菊池和晃、TŌBOE(西條茜×バロンタン・ガブリエ)、吉田桃子、鬼頭健吾、武田諭、東條由佳、野田ジャスミン、前田紗希、松村咲希、Yotta、今西真也、品川美香。過去に同フェアに出展したこれらの作家と、フェアのコンセプトに共感した京都の企業がコラボレーションして展覧会を行う。
彫刻やパフォーマンス、音楽などの手法を用いて活動する黒川岳は、200年以上続く老舗の湯葉店「千丸屋」のかつて稼働していた工場スペースで作品を発表。鬼頭健吾は、藤井大丸1階でインスタレーションを展開する。
「私とは何か、人間とは何か」をテーマにペインティングを手がけてきた品川美香は、現在制作するシリーズ初の個展「わたしが魚だったころ」を開催。絵を嗜む主が、家業だった刺繍の工房をアトリエに変えたという「三坊西洞院町町家」で最新作を展示する(日時指定予約制)。
そのほかの会場は、Artist-in-Residence 賀茂なす、ygion 4Fラウンジ、新風館 中庭、Bijuu B1F ギャラリースペース。初春の京都で、いつもとは違ったアートとの出会いを楽しむ機会となる。