2020.11.17

いまあらためて議会政治を考える。国立国会図書館で議会開設130年の記念展示が開催

国立国会図書館で130年の歴史を刻んできた日本の議会政治を振り返る展覧会「議会開設百三十年記念議会政治展示会」が開催される。会期は12月10日〜23日。

国会議事堂とスクールバス
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 国立国会図書館で「議会開設百三十年記念議会政治展示会」が開催される。会期は2020年12月10日〜23日。

 制度や運営方法を変えながらも130年の歴史を刻んできた日本の議会政治。同展では、これまでに議会が歩んできた歴史に焦点を当て、近現代政治史における重要な出来事とともに、時代を追って9章に分けて紹介する。

新政府綱領八策(坂本龍馬自筆) 1867

 資料としては、国立国会図書館憲政資料室で所蔵する、政治家や軍人などが遺した書簡、日記、各種書類を展示。加えて、図書、雑誌、錦絵、また協力機関から出陳される図面、写真、模型など、バラエティに富んだ展示品が並ぶ予定だ。これらの資料を用いて、議会政治や議事堂の歴史を様々なかたちで表すことを試みる。

衆議院議員之証 和歌山県陸奥宗光 1890
小林清親 帝國議事堂炎上之圖 1891

 また、同展をより楽しめる関連コンテンツとして、ミニ電子展示「本の万華鏡」の第28回「国会議事堂ができるまで」も公開中だ。

 7年8ヶ月ぶりに内閣総理大臣が交代した今年、130年にわたる日本の議会政治の歴史を、資料をたどりながら改めて考える展示となりそうだ。

帝国議会議事堂竣功記念 郵便切手郵便葉書 1936