ゲンロン新芸術校第6期のグループ展、第3弾が開催。架空の場所「C」とは何か?

東京・五反田のゲンロン五反田アトリエで、ゲンロン新芸術校第6期生のグループCによる展覧会「『C』戻れ→元の(世界)には、もう二度と←ない」が開催される。会期は11月7日〜15日。

メインビジュアル グラフィックデザイン=村井智

 2015年にスタートし、主任講師であった黒瀬陽平のハラスメントに伴う退任により、今年8月から体制を一新して始動した「ゲンロン新芸術校」。その第6期生によるグループ展が、9月から毎月開催されている。11月7日~15日には、グループCによる展覧会「『C』戻れ→元の(世界)には、もう二度と←ない」が、ゲンロン五反田アトリエで開催される。

 本展は、通常課程の作家11名と、コレクティブ・リーダー課程のキュレーター1名が協働してつくり上げるもの。また今期から4つのグループ展にそれぞれ担当講師を迎える指導体制となり、グループC展では田中功起、磯村暖を迎える。

 参加作家は、宇佐美妃湖、加瀬雄一朗、サトウ、junjun、出川慶亮、中平志穂、新田紘平、HIRA、伏木健太、BOCHA、村井智。キュレーションは中田文が担当する。

 展覧会タイトルの「C」は、どこでも見かけるごく普通の町のようでもあり、夢のなかでしか行くことのできない異界のようでもある架空の場所を示す言葉。中田はステイトメントのなかで「私たちはもう二度と、元の世界には戻れないだろう。治癒(CURE/CARE)を施すのか施されるのか、治癒とは文字通りの治癒なのか……私たちはこの問題に身をもって対峙する時期に来ているのかもしれない」と書いている。

 なお11月8日には、ゲスト講師に飴屋法水を迎えた講評会も開催。会場は休廊となるが、展覧会や講評会の様子はYouTubeで無料配信される。

編集部

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