2020.11.2

三菱一号館美術館の2021年度スケジュールが発表。「三菱の至宝展」やイスラエル博物館の所蔵品展を予定

三菱一号館美術館が、2021年度の展覧会スケジュールを発表した。テート美術館所蔵品展、「三菱の至宝」展、イスラエル博物館所蔵品展を開催予定だ。

クロード・モネ 睡蓮の池 1907 イスラエル博物館所蔵
The Israel Museum, Jerusalem, Gift of The Jerusalem Foundation from the Sam Spiegel Collection Photo (C) The Israel Museum, Jerusalem
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 今年開館10周年を迎え、現在「1894 Visions ルドン、ロートレック展」を開催中三菱一号館美術館。同館の2021年度の展覧会スケジュールが明らかになった。

 まず2月20日~5月30日は「テート美術館所蔵 コンスタブル展」を開催。19世紀イギリスの画家ジョン・コンスタブル(1776~1837)は、自身の生活と密接に結びつく場所を描き、ターナーとともに自国の風景画を刷新し、その評価を引き上げたことで知られている。本展では、テート美術館所蔵の油彩画、水彩画、素描、版画に加え、同時代の画家の作品約20点を紹介。全85点を通じて、コンスタブルのひたむきな探求と瑞々しい風景画の世界を展覧する。

ジョン・コンスタブル フラットフォードの製粉所(航行可能な川の情景) 1816-17 カンヴァスに油彩 テート美術館蔵 (C) Tate

 続く6月30日~9月12日に行われるのが、「三菱創業150周年記念 三菱の至宝展」だ。本展は今年7月から開催予定だったが、新型コロナウイルスの影響を受けて延期となっていた。 

 三菱を創業し、4代にわたって社長を務めた岩崎彌太郎、彌之助、久彌、小彌太は文化財に大きな関心を抱き、現在その収集品は静嘉堂と東洋文庫に収蔵されている。本展ではこうした芸術文化の研究や発展を通じた社会貢献の歴史をたどりつつ、2館が所蔵する《曜変天目》などの国宝12点、重要文化財31点を含む美術工芸品、古典籍を紹介。また、三菱経済研究所の所蔵作品をあわせて、貴重な作品群100点あまりが一堂に会する。

国宝 曜変天目(「稲葉天目」) 建窯 南宋時代(12~13世紀) (公財)静嘉堂蔵

 そして10月15日~2022年1月16日は、「イスラエル博物館所蔵 印象派・光の系譜―モネ、ルノワール、ゴッホ、ゴーガン(仮)」を開催予定。本展は、印象派の珠玉のコレクションを誇るイスラエル博物館から、印象派に先駆けたコロー、クールベ、ブーダン、そしてモネ、ルノワール、シスレー、ピサロ、そしてポスト印象派のセザンヌ、ゴッホ、ゴーガン、ナビ派のボナールやヴュイヤールの作品約70点を厳選し、印象派の光の系譜をたどるというもの。

 とくに、モネ「睡蓮」の連作における《睡蓮の池》は、「当たり年」とも評される1907年に描かれた作品。モネの全盛期の作品を含めた出品作の大半が、日本初公開となる予定だ。

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